デジタル2021

ゴルフスイングベター プリズム プロ

ディテクト

2021/03/31

二木ゴルフ南浦和店

二木ゴルフ南浦和店で『プリズム プロ』を体感

二木ゴルフ南浦和店は多くのゴルファーがクラブ選びをする最前線の店頭だ。

そこには巨大なVIPルームのような特別な打席空間が広がっており、普通のインドア練習場なら2打席は取るであろう、贅沢なスペース。壁際に目をやると、いま大人気の「PING G425」のウッド、アイアンのヘッドが各種、それに合わせて多数のシャフトが整然と並んでいた。

試打室というよりフィッティングルームと呼ぶのが相応しい雰囲気である。聞いてみると実際に「PING専門のフィッティングルーム」として現在使用しているとのこと。

この充実した設備の肝として、ディテクト社の弾道解析機の設置が挙げられる。打席の先には、小型、軽量で持ち運びも可能な同社の弾道解析機「プリズム」の最新モデル「プリズムPRO」が装備されていた。

同社浮谷社長にゴルフスイングベター プリズムPRO」の最大の特徴を聞いてみた。

これまで小型、軽量でありながら、秒間1000コマの高速度カメラを使用していた「プリズム」だが、「PRO」ではその1.5倍、一気に秒間1500コマまで性能が向上しているというのだ。すごい。元々のコマ数でも十分な数字なのにその1.5倍なのだ。

ボール初速、打ち出し角(上下、左右)、バックスピン量、サイドスピン量、キャリー、飛距離、左右のブレ、それにヘッドスピード、ミート率など、欲しい情報はほとんどカバーされている。

実際にインパクト直前の写真を見るとヘッドの動きが鮮明でわかりやすい。撮影速度が1.5倍になっただけのことはある。

さらにフェースの3隅にポッチをつけたドライバーのデータでは、ブロー角、クラブパス、フェースアングルが数字とともに残像に合わせたラインで細かくクラブヘッドの動きがわかる。

筆者のスイングは、見事にインサイドからクラブヘッドが入っていた。さらに恐ろしいくらいのアッパーブロー。インパクト直前のクラブヘッドの動きを可視化することは大切な判断材料になるのだ。

使用したクラブは「PING G425MAX」。現代のドライバーの代表格であり、大きな慣性モーメントを追求している開発の方向性及びトレンドをけん引しているクラブである。

ひと昔の大型ヘッドは、上手く当たると飛ぶが、右に出てそのまま真っ直ぐ飛んで行ってしまうことが多かった。

つまり、正しくスクエアインパクトが出来ていないということ。フェースが正しく戻らず、右を向いたままでボールがそのまま右に飛び出していく。それを補うためというのも理由の一つであると筆者は考えるが、昨今のNEWモデルは同一コンセプトで3兄弟のシリーズ展開が多い。

ボールが曲がりにくい大きな慣性モーメントのドライバーはスクエアなインパクトが出来さえすれば真っ直ぐ飛んでいく。だからフィッティングして正しいインパクトを迎えられるヘッドとシャフトの組み合わせを探すのが最新モデルほど大切な要素の一つになっているのだと思う。

そのように考えると、ディテクト社の誇る弾道解析機「プリズム」は、ゴルファーと直接対峙するショップの店頭で、代えがたいパートナーとなっていることが予想できた。

店舗スタッフからは操作がシンプルで使いやすいとの評判も聞く。大型ヘッドの時代こそ、弾道解析機を上手に活用することが大切である。多くのゴルフクラブの販売店でディテクト社の「プリズム」が重宝されている理由が納得できた。信頼のおける打球解析機は、最新クラブ選びの大切な役割を担っているようだ。<桑木野洋二>


ディテクト

ページのトップへ