練習器具2021

『Bodyトレ』『ごるトレ』

朝日ゴルフ

2021/03/31

累計110万超のお化け商品、柔軟性アップで飛距離が伸びる

2011年8月に発売したチューブ状の『ごるトレ』シリーズは、ゴルファーのストレッチとトレーニング用品として大ヒット。これまでに累計110万本以上を販売し、市場規模では約2億円にまで成長した。2014年には、『Bodyトレ』ブランドを新たに立ち上げてゴルフ業界以外での流通も開始した。

ドラッグストアチェーン最大手のツルハをはじめ、ウエルシアやマツモトキヨシなどのドラッグストア業界を中心に、スーパーマーケットやフィットネスクラブでも販売。肩こりや腰痛など目的に合わせてカンタンストレッチできる『Bodyトレ』シリーズを展開している。

『Bodyトレ』の広報大使を務めるのが、プロコーチの大西翔太氏で、ゴルフ普及活動・競技サポートを目的として、アドバイザリー契約を締結。『ごるトレ』の新製品開発に加え、使用方法の監修など、ゴルファーのケガの予防や体作りを通じ、ゴルフ寿命を延ばす方針を明らかにしている。

この契約の背景には、正しいストレッチ法の啓蒙があるようだ。ラウンド前にストレッチをする人が増えているが、その方法を間違えると逆効果の場合があるというから注意が必要だ。

同社ヘルスケア事業部西英光次長に詳しく聞いてみよう。

「プレー前に、いきなり身体を動かしてしまうと、足、肩、腰といった関節に大きな負荷がかかってしまい痛めやすいのです。 筋肉が硬い=緊張状態で運動を始め、筋肉に急な負荷を加えると、筋線維の損傷につながりかねません。そのため、プレー前のストレッチはとても重要です」

と前置きして、次のように続ける。

「多くのゴルファーが行うストレッチは、静的ストレッチと言われるもので、筋肉を大きくゆっくりと伸ばし続けるストレッチです。

こダイナミックストレッチ」と「バリスティックストレッチ」という2種類のストレッチがあるというが、ゴルフのプレー前では、どのようなストレッチが良いのだろうか?

「特に肩回りには小刻みにチューブの反動を使ったバリスティックストレッチがお勧め。血流が筋肉に流れ込み、柔軟性が高まります。緊張を和らげてあげると、ケガ予防はもちろん、飛距離アップに繋がります」

西氏は2分程度のストレッチをしただけで、ドライバーの飛距離が10Y近く伸びたとか。

 

「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」の違いとは?

 

「一方、ラウンド後に行ってほしいのが静的ストレッチと動的ストレッチの複合ストレッチ。ストレッチには、血行促進により疲労回復に効果的とも言われておりますが、「素早くリズミカルに行う動的ストレッチは、プレー前に身体を温める(血行促進)のに効果的なストレッチといえます。一方の静的ストレッチは、最大可動域でストレッチすることで、筋がゆっくり引き伸ばされ筋肉の弛緩に繋がります。こちらはリラックス効果があり、プレー後に行うのが効果的です」

換言すれば、プレー開始直前の静的ストレッチは避けた方がいいとうことだ。筋肉が弛緩することで、発揮する力が落ちてしまうため、プレー直前は静的ストレッチではなく、動的ストレッチを是非行って欲しい。

プレー前は「動的ストレッチ」、プレー後は「静的ストレッチ」と覚えておくといいだろう。

股関節トレーニングで飛距離アップ

 

ゴルフというスポーツは股関節の動きが極めて重要。飛ばせるカラダをつくる、ごるトレの新製品がこれから紹介する『ジェリーホルダー』(3500円)。下半身全体に負荷をかけることで、脚の筋肉を鍛えるだけでなく、股関節周りのストレッチ効果も得られるとか。

「本体を腰部にあてて、両膝にかけてバンドを装着。股関節の可動域を広げるようイメージしながら、片脚ずつ左右に開きます。また、片脚を左右交互の上げ下げすれば、股関節周りや臀部周りのトレーニングにもなります。股関節周りの動的ストレッチを行うことで、関節の故障を最小限に抑え、継続的にゴルフを楽しむことができるのです」

ジェリーホルダーは硬さの違う全3種類を用意。それぞれブラック→ソフト、グリーン→ミディアム、ブルー→ハードがある。

『ごるトレ』シリーズの中で最も人気を誇る商品が『ジェリーエキスパンダー』(1500円)。主に上半身の動的ストレッチを行う上で、最も適したモデルになる。

肩周り・肩甲骨・胸筋・脇腹などゴルファーにとって重要な身体の各部位を効果的にストレッチ出来る。柔らかめのタイプをいつもキャディバッグの中に入れておくことを是非お薦めしたい。又、少し強めのタイプを選べば、自宅での筋トレの補助具としても活用できるという。

ジェリーエキスパンダーは硬さの違う全3種類を用意。それぞれ、ピンク→ソフト、グリーン→ミディアム、ブルー→ハードがある。


朝日ゴルフ

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