スチールだけなんて言わせない!カーボンも得意分野
日本シャフトと言えば、スチールシャフトをイメージする人は多いだろう。
発売から20年以上の間、多くのゴルファーを支える『950GH』シリーズを始め、累計650万本を販売し、世界中のツアープレーヤーの勝利に貢献する『モーダス3』シリーズなど、スチールシャフトの存在感が際立っているからだ。
しかしスチールだけではなく、カーボンシャフトも同社の得意分野だ。
その証拠に一昨年に発売した『モーダス3 ハイブリッド』はスチールとカーボンのハイブリッドという新発想で、総合シャフトメーカーの同社だからこそ開発できた製品と言える。
「高初速」を実現するウッド用カーボンシャフト
そんな同社が1月に発売したのが『N.S.PRO Regio Formula MB+』(レジオフォーミュラMB+)(5万5000円)だ。
『レジオフォーミュラ+』シリーズは同社のカーボンシャフトのフラッグシップモデルで、既に一昨年『B+』と『M+』の2モデルが発売されている。
主な製品特長としては、シャフト全長に「T1100G」と「ナノアロイ」に加えて7軸を搭載。さらにモデル別に最適箇所に9軸をドッキングし、計16軸組布にすることによって、ねじれ剛性と偏平復元力が大幅に向上。
シリーズ史上最速の「つぶれ戻り」がボール初速を高め、低スピン化も実現している。
同シャフトの65Sと55Sを試打した永井延宏プロは、
「『レジオフォーミュラMB+』はスイングによって異なるレスポンスがある二面性のあるシャフトです。
アスリートを意識した現代的なスイングと、アマチュアゴルファーを意識したスムーズなスイングの2通りで試打しましたが、前者は切り返し時にミッドから先端が綺麗に消えてくれるので、非常にタメが作りやすく、それでいてインパクト時にシャフト先端が捻じれずに一気に出てくるスピード感が特徴的でした。
後者は穏やかな動きをしながら、最後に先端が自然に入ってきてくれる易しさがあり、アマチュアゴルファーがスイングしやすく現代のクラブとの相性の良さを感じました。
コースでのドローやフェードの打ち分けも試してみましたが、操作性も良く飛距離も出ているので、非常に実践力の高いシャフトだと言えます」
【動画】『レジオフォーミュラMB+』を永井延宏プロが試打&解説
永井延宏プロによる『レジオフォーミュラMB+』の試打動画と解説を観てもらいたい。
【動画】『レジオフォーミュラMB+』をアマチュアゴルファーにフィッティング
シャフト交換は敷居が高いと思っているアマチュアゴルファーは少なくない。
「下手だからまだ早い‥‥」
「シャフトなんて何を使っても変わらない‥‥」
「純正シャフトと本当に違うの?」
と考えてしまうゴルファーが大半だろう。そこで、万年アベレージゴルファーのGEW記者も『レジオフォーミュラMB+』のフィッティングにチャレンジ。はたして弾道が変わるのか?