2022その他

日本初の女子ドラコン世界大会開催 

(一社)日本プロドラコン協会

2022/04/08

飛ばし屋世界一が日本で決まる!

女子ドラコン世界大会 9月7日に日本で開幕

(一社)日本プロドラコン協会(JPDA)は9月7日~9月9日の3日間、日本初開催のドラコン世界大会となる「PLDA(プロフェッショナル・ロング・ドライバーズ・アソシエーション)女子ドラコン世界選手権」を那須小川ゴルフクラブ(栃木県)で開催する。賞金総額は約1150万円( 10 万米ドル)。 10 カ国の各国代表が日本に集結し、海外トップドラコン選手約 50 名と、日本代表選手が世界の頂点を目指して戦う。

JPDAは昨年よりPLDA世界大会の日本国内予選を54回開催。昨年10月に米国行われたPLDA世界大会に男子8名、女子6名、計 14名の選手を送り出した。国別では米国に次いで派遣選手数は2位。

そして、最高成績はレディースディビジョンで柳井紗奈選手が4位(最長飛距離324ヤード)となり、日本選手の活躍も目立った。その功績を認められ、今年の「PLDA女子世界選手権」の日本開催が決まっている。

世界選手権への切符は、1月~8月までに開催する全6大会(予定) のプロドラコンツアー・チャンピオンリーグ優勝者6名と推薦枠の数名。3月11日開催のジャパンゴルフフェア会場にも予選会「飛美女CUP」が用意され、その優勝者も出場権を得る。 それでは、昨年世界大会に出場した2選手を含め、既に出場権を得た選手など計4選手に話を聞いてみよう。

JPDA日本大会2年連続覇者としてアキュラシーは譲れない

押尾紗樹 【公式最長飛距離】377yard 1993年11月6日生まれ

「昨年はプロテスト2次と重なり、世界大会には出場できず、大変悔しい想いでしたが、今年は初戦で優勝し、世界大会への出場権を得ることができました。世界大会では、タイプの近いプロから多くを勉強したいと思いますし、過去の優勝者が出場を表明していますが、彼女たちのオーラを感じてみたいです。 それと今回の世界選手権からアキュラシードライブ(最長飛距離だけを競わず、6球中3球の一定幅に残った打球の平均飛距離)での競技になりました。アキュラシー部門では日本大会を二連覇しています。その意味で、日本チャンピオンとしての足跡を残したいと思います」

前回大会女子4位 もう挑戦者じゃない 謙虚に堂々と勝ちにいく

柳井紗奈 【公式最長飛距離】382yard 1998年5月15日生まれ

「昨年初めて出場しましたが、会場には敵いそうにないドラコンプロが多くいて大変驚きました。一次予選では30球を打つというように試合形式が違うこともあり、試合をつくる流れの違いにも少し戸惑いました。それにしても世界大会は楽しかったですよ。ナイスショットをしてもミスショットしても、選手、観客を含めて皆が応援してくれました。私は身長155cmと出場選手中、一番身長が低かったので、やはり体格では勝てません。なので、帰国後は筋トレに真剣になりました。昨年は挑戦するつもりで行きましたが、ベスト4まで残れました。今年は勝ちにいきます!」

絶対に追いつける 勝ちグセをつけて自信もって臨みたい

嘉数舞美 【公式最長飛距離】321yard 1995年11月11日生まれ

「昨年世界大会で感じたことは、やはり体格差です。なので、帰国後はトレーニング量を増やしました。特に軽いモノでも重いモノでも早く動かすトレーニングと体幹トレーニング。スイング改造にも取り組んでいます。そのおかげで、これまで歯が立たなかった国内のトップ選手に飛距離で追いついてきました。実は昨年の国内大会は優勝がなく、8戦中2位が6回。負けグセが付きそうな、勝てない自分がいて、1ヤード差で負けた時は人目もはばからず、泣いてしまいました。なので今年は常に勝って、勝ちグセをつけたい。そして自信を持って世界大会に臨みたいですね」

ゴルフ力を磨いて世界大会で輝いてみたい

荻野春菜 【公式最長飛距離】315yard  1997年2月3日生まれ

「世界大会で活躍した日本人の選手を見て、みんな輝いて見えましたし、盛り上がりも凄かった。私はベストスコア83とゴルフが上手いワケでもありません。その意味では、ゴルフ力を高かめる努力が必要です。1発の飛距離を競うロングドライブと違い、世界大会は6球中グリッドに入った3球の平均飛距離で競われます。日頃のラウンドから課題として取り組んでいます。世界大会で私が何処まで戦えるのか?  出場権を得る=世界大会で戦えるレベルまで仕上げますよ。そして、出場出来たら、トップ選手を端から端まで研究して、自分の中に取り込みたいですね」

ドラコン世界大会が日本で開催される意義

主催者であるJPDA松谷伸次会長は、次のように語る。

「このPLDAの世界大会が日本で開催できるというのは、衰退気味であったドラコン界にはビッグニュースで、昨年大会の派遣選手数やPLDAの日本の活動が認められたのだと思います。少しでもドラコンがゴルフ業界の役に立てばと思いますし、若い選手が世界大会を目指すことのできる道筋ができました」―。

ゴルフにつながるドラコン。女子世界大会は今年9月、栃木県で熱戦 が繰り広げられる。


(一社)日本プロドラコン協会

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