インドアゴルフスクールが巷で猛威を奮っている。その裏側では、レッスンやクラブフィッティングの場で様々なデジタル機器が活躍しているのをご存知だろうか。
ディテクトの弾道測定器『Swingbetter-PRIZM pro(スイングベタープリズムプロ)』もそのひとつ。同モデルは小型、軽量で持ち運び可能な弾道解析機『プリズム』の上位機種という位置づけになる。
同社浮谷卓匡社長が次のように説明する。
「『プリズム』では秒間1000コマの高速度カメラを使用していましたが、『プロ』ではその1・5倍、一気に秒間1500コマまで性能を向上させました」
確かにインパクト直前の画像を見ると、ヘッドの動きが鮮明で、かつ、わかりやすい。
計測数値は、ボール初速、打ち出し角(上下、左右)、バックスピン量、サイドスピン量、キャリー、飛距離、左右のブレ、それにヘッドスピード、ミート率など欲しい情報はほとんどカバーされている。
また、クラブヘッドにマーカーを貼付することにより、インパクト時のクラブ挙動を計測。ヒットポイントをはじめ、ブロー角、クラブパス、フェースアングル、ダイナミックロフトを画面表示する。
最新Verでは、シミュレーションゴルフの画質&精度がアップ。収録コースも25コースへ拡大した。米国の有名コース、ペブルビーチやファイヤストーン、英国ロンドンGC、タイのブラックマウンテンなどが堪能できるようになっている。
同社の製品はすべて国内で生産しているので、メンテナンスも万全。さらに、ショットをするごとにボールが着地した位置の地形に傾く『ゴルフスタンスプレートDGP1500』(98万円)と組み合わせれば鬼に金棒だ。
『プリズムプロ』の導入店舗からは操作がシンプルで使いやすいとの評判も聞く。
大型ヘッドの時代こそ、弾道計測機を上手に活用することが大切である。信頼のおける打球測定器は、最新クラブ選びの大切な役割を担っている。