欧州のゴルフアパレル『アルベルト』、『バンカーメンタリティー』などを輸入販売するグレンコーポレーションから、ユニークなグローブが好評発売中。うなぎが掴めるという触れ込みのスイス発『HIRZL（ハーツェル）』がそれ。
このグローブ、水に濡れるほど滑らなくなるのが特徴だとか。手の平部分にカンガルー革を使用しており、同社島宗広司社長がこう話す。
「カンガルーレザーの見た目は牛革と似ていますが、質感が柔らかく強度は約2倍。これを特殊加工でなめすことにより、耐水性に優れ、雨や汗で濡れても滑りません」
通常のレザーグローブと比べ乾いた状態で約3倍、濡れると最大で約5倍もグリップ力が高まるテスト結果も出ているというから驚きだ。
実際に水に濡らして打ってみると…
筆者も実際に濡らして試打したが、乾いた状態に比べて10ヤード近く飛距離がアップ、両手着用の場合はさらに10ヤード伸びるという結果に。また、革製品ながら洗濯機で洗えるところも利点だという。
＊濡らした状態の方がヘッドスピードが加速している点に注目。
SHOT NO1:乾いた状態で左手着用
SHOT NO2:濡らした状態で左手着用
SHOT NO3:濡らした状態で両手着用
価格は、カンガルー革×羊革仕様の『TRUST CONTROL2.0』が（男性用左のみ）4400円、カンガルー革×合成皮革『TRUST HYBRID plus+』（男女用左右展開）3800円、羊革『SOFFFT PURE』（男性用左のみ）4200円と高額だが、売り場の利益商材に育てたい構え。
サイズは、米国と欧州はS・M・L・LLの4タイプだが、日本仕様はより細かくセンチ単位で対応。また、日本人の指の長さを考慮した専用設計により、男性用21～26cm、女性用18～21cmを展開する。
「すべてのグローブが日本仕様へグレードアップされ、デザインも一新。旧製品と比べて一目瞭然です。細かい部分への配慮や素材も手に馴染む設計を採用しており、特に非力な女性には効果抜群」（島宗社長）
と自信満々。
雨の日のラウンドに備えて、キャディバッグに1枚入れておくと鬼に金棒だ。
