2026シャフト・グリップ

MYSTERY

和宏エンタープライズ

2026/04/01

和宏エンタープライズの「MYSTERY(ミステリー)」ブランドから、シャフトメーカーFSPとのコラボレーションによる注目の新作が登場した。ドライバー用シャフト「X4 トルク10」と、ハイブリッド用「MX-HB」シリーズに加わった40g台の軽量モデルがそれだ。これらは単なる軽量化にとどまらず、独自の設計思想でアマチュア特有の悩みを解決する仕上がりとなっている。特に「トルク10」という驚異の数値を持つドライバーシャフトは、これまでの常識を覆す安定感と振りやすさを提供してくれるという。永井延宏プロが、その「オートマチックなやさしさ」の核心に迫る試打インプレッションをお届けする。

まずは動画で

驚異の「トルク10」がミスを許容する「ハンドルの遊び」になる

X4 トルク10 試打データ

永井 ミステリーがFSPと共同開発した「X4 トルク10」というドライバー用シャフト。ホワイトの鮮やかなカラーにシルバーの模様が入り、見た目にも非常に爽やかですね。スペックに目を向けると、重量は43g、振動数は200cpmを切っており、ワンフレックスでの展開となっています。そして何より、その名の通り「トルク10」という極めて大きな数値が最大の特徴です。

実際にワッグルしてみると、シャフト全体に隔たりがなく、どこかが硬いということもなく素直にしなる印象を受けます。この大きなトルクをどう捉えるかですが、私はよく「車のハンドルの遊び」に例えて説明します。例えば、高速道路のジャンクションのような大きなカーブを走る際、ハンドルの遊びが大きい方が挙動が安定し、安心して曲がれますよね。ゴルフシャフトにおいても、トルクが大きいことでレスポンスが過敏になりすぎず、シャフトが挙動を「受けてくれる」ため、結果として事故(大きなミス)が少なくなるのです。

ターゲットはヘッドスピード30台のシニアやレディース、あるいはドライバーショットに苦手意識のあるゴルファーです。私の印象では、特にスイングテンポが速い方や、手でシャフトに負荷をかけにいってしまうタイプの方に非常に合うと感じました。ゆったり振る人よりも、切り返しが速かったり、急加速的にヘッドを動かそうとする人がこのシャフトを使うと、トルクの「遊び」が穏やかにヘッドを導いてくれます。試打でも、ヘッドスピードを39台まで落として打ってみましたが、インパクトでヘッドが「ポンッ」とリニアに反応し、ダイナミックロフトがしっかり出て高弾道のハイドローボールが楽に打てました。まさにオートマチックに球を捕まえてくれるシャフトだと言えます。

中間剛性がアマチュアの「解け」を防ぎ、分厚いインパクトを導くMX-HB 4

MX-HB 4 試打データ

永井 続いて、ハイブリッド専用シャフト「MX-HB」に追加された40g台の軽量モデルをロフト22度、4番のヘッドに装着して試打しました。このシリーズは従来80g台から50g台までありましたが、今回さらに軽い40g台が加わったことで、X4を使われるような層ともターゲットが重なってきます。

打ってみて確信したのは、その「中間剛性」の素晴らしさです。40g台という軽量シャフトは、往々にして挙動が不安定になりがちですが、このMX-HBは中間部が非常にしっかりしています。この中間剛性が、ハイブリッド特有のヘッド挙動を支え、インパクトまで厚く押し込んでいける手応えを生んでいます。

多くのアマチュアゴルファーは、スイングの最下点がボールの手前(右側)に来てしまい、インパクトで手首が「ほどけて」しまう問題を抱えています。その結果、ダフリやトップ、チョロといったミスがセットで出てしまうのですが、このシャフトの中間剛性は、ヘッドをターゲット方向に押し込んでくれる役割を果たします。徹底したヒューマンテストに基づいて開発されたというだけあって、この「押し」の挙動はミート率の向上に直結しますし、インパクトロフトが安定するためロフトなりの高さも出しやすくなります。

昨今はユーティリティを3本、4本とバッグに入れる方も多いですが、長めの番手にこの40g台を入れることで、重量フローも整い、今までのハイブリッドの世界とはまた違う「使い勝手の良さ」が見えてくるはずです。重量別1フレックス設計という潔さも、パーツメーカーらしいこだわりの表れですね。

この2つの新モデルは、ゴルファーの平均点を確実に引き上げてくれる、頼もしい相棒になるでしょう。

お問い合わせ:和宏エンタープライズ ☎06‐6390‐6131
http://mystery-jp.com


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