大型ゴルフ練習場の井高野ゴルフセンターと同じ敷地内にある、関西最大級のインドアゴルフ施設「dxgolf24」（大阪市東淀川区）は2月10日（土）～11日（日）、シミュレーターメーカー・ゴルフランドとの共催で、「golflandバーチャルゴルフコンペ dx golf 24カップ」を開催。
2日間にわたる日本最大級のバーチャルゴルフコンペという触れ込みで、小学生からシニアの総勢100名が参加した。当日は釣浦郁真プロ、JPDAドラコンの松浦美侑プロ、女子プロを目指す園田あみさんによるラウンド対決のほか「JoaGOLF」レッスン会、MartyGolfグッズの販売イベントも催された。
『dxgolf24』の運営を行うのが、香料コンサルタントとして起業したドリームフレグランス㈱（春原吉美社長、神戸市東灘区）。会員登録から予約、決済まで全てアプリで行い、施設名の通りＤＸ化を目指している。入退会、利用予約なども全てアプリで完結し、人と接することのない無人型となっているのが特徴だ。
施設には予約時に発行されるＱＲコードで入り、打席もＱＲコードをかざすことでオートティーアップが起動し利用開始する。会員が１人でもいれば複数人での利用も可能となっている。春原社長が、
「dX golf 24は、大阪の東淀川区にある、全てのゴルファーの練習の聖地として最新設備を備え、24時間営業・完全無人にて運営しています。とはいえ、ゴルフ技術の向上と会員同士の交流を目的として、シミュレーションゴルフのコースを利用したゴルフコンペ『バーチャルカップ』を定期的に開催しています」
と前置きしてこう話す。
ドリームフレグランス春原吉美社長
「参加者同士でリアルに対決できるリアル・バーチャルカップを、今回は『バーチャルゴルフコンペ』と名称を改め開催しました。多くの企業から協賛いただき、入賞賞品も豪華に取り揃えました。いつもの大会よりグレードアップした特別企画です」
と話す。
参加費は会員2200円、一般3300円で会員の家族や友人も多数駆け付けた。また、パター練習機『BigTilt』によるパッティングチャレンジも同時開催された。
廣野ゴルフ倶楽部OUTコースで対決
競技コースは『廣野ゴルフ倶楽部』OUTコース。世界のゴルフコース100選に選出され、その中でも日本国内のゴルフ場の中で常にトップに君臨する名門コースだ。会員でなければ通常行くことができないコースを敢えて体験してもらったという。競技は以下の３部門で、優勝者へ賞金３万円が贈呈された。
【一般部門】
13歳以上の男性ゴルファー
Ｗｈｉｔｅスタート・ダブルぺリア方式
【女性部門】
13歳以上の女性ゴルファー（競技ゴルファーは一般部門の参加）
Ｒｅｄスタート・ダブルぺリア方式
【ジュニア部門】
小学生低学年の部（１～３年生）
小学生高学年の部（４～６年生）
いずれもＲｅｄスタート・ダブルぺリア方式
【パッティングチャレンジ】
パター練習機「BigTilt」で賞品をGET。傾斜２％のパッティングに挑戦し、８つのカップの内、５つのカップにカップインできれば賞品をプレゼント。
【一般部門・女性部門】
優勝：賞金３万円
準優勝：賞金１万円
３位：賞金５０００円
ベストグロス賞：賞金５０００円
※一般部門・女性部門、それぞれの入賞者へ進呈
【ジュニア部門】
優勝（高学年の部）：Ｍａｒｔｙカートバッグ
普段使いもできる使いやすいカートバックです。
優勝（低学年の部）：パター練習マット
仲間づくりをキーワードにゴルファーの健康と豊かなゴルフライフを
競技前には、中務正幸トレーナーによるストレッチ体操を実施。その重要性について、中務氏が次のように話す。
「体が温まる前と後では動きが全く異なるので、プロでも全く別のスイングになってしまいます。プロは競技２時間前に会場に入り、ウォーミングアップします。一般のゴルファーはぶっつけ本番で、6H目くらいから身体が温まってくる感じですね。そこから調子が上がる人もいれば、おかしくなる人もいます（笑）。つまり、アマチュアは身体の調整ができていないんです。もちろん、怪我防止にもストレッチは効果てき面です」
そして、舞台装置として『dx golf 24』の全20打席に設置されるのが、ハイスピードカメラを搭載したゴルフランドの最新ゴルフシミュレーター「Joy GOLF Smart+」。国内導入実績ＮＯ．１のメーカーだから、アフターメンテナスも万全で、24時間無人営業に適したマシンといえる。
各個室は、普段使用しているボールから選ぶことができるのも特筆すべき点で、「タイトリストプロV1」、「ブリヂストンツアーB」「SRIXON Z―STAR」などコースボールを採用している。
今大会の手応えは？ 春原社長に聞いてみると、
「会員同士でバーチャルゴルフコンペをやると、みなさんニックネームで登録するんです。実際、ニックネームでお互いを呼び合ったり、屋外練習場とはまた違ったコミュニティが生まれているのを感じます。そういう意味では、全打席個室なので、家族や夫婦をはじめカップルの利用も増えていますね。
今後も、天候に左右されないインドアゴルフの特性を活かし、仲間づくりをキーワードにすべてのゴルファーの健康と豊かなゴルフライフを応援していきたい」
と話している。
同施設の月会費は1万3200円～、1回の予約で毎日50分（追加1回OK）が追加料金なしで利用可能だ。同社では、24時間利用可能で予約制のため待ち時間がない、定額制のサブスク、高級コースボール使用、オンラインレッスン、個室が故に初心者ゴルファーでも気遣うことなく練習できるなど、屋外ゴルフ練習場との違いを打ち出しており、隣接する屋外練習場『井高野ゴルフセンター』との相乗効果も期待する。
