信州吉野電機は、土に還る生分解性プラスチックで作られた『かんざしてぃー／かんざしてぃーⅡ』を発売中だ。
同社はプラスチックと金属の加工を得意とし、大手メーカーにも数多く採用されている。そんなプラスチックを主業務とする同社があえて自社製品として発売したのが土に還るECOティーだ。
ECOな上に、耐久性や機能性、デザインも徹底的にこだわった。特にデザイン面は青山加織プロがティーをかんざしのように髪に挿していたことからヒントを得て、ボールを乗せる部分を様々な花の形にデザインにした。実際に青山プロにも監修してもらい、花の種類も公募。
さらに塩尻市の協力を得て、商品パッケージのデザインを地元の学生に依頼するなど「産学官」の連携も実現した。ゴルフ用品はコストアップや性能面の問題からなかなかECO化することは難しい。そんな中、異業種がまさしくSDGsのゴルフ用品を発売した。
同社は他にもグリーン上のボールマーク修復を啓蒙するティーとグリーンフォーク1本2役の『シンシナティー』も発売中だ。
ゴルファーもまずはティーからSDGsを始めてみてはどうだろうか。
