ダイヤから『ダイヤスイングVS』(1万2100円)が発売中だ。
同製品は前作の『527』同様、既に多くのツアープロが愛用している高性能練習器具だ。人気の理由は先端部に搭載されているヘッドスピード調節ダイヤルにある。設定したヘッドスピードで振った時に「カチッ!」と音が鳴るので、自分のインパクトゾーンを確認できる。
また今作はスピード調節の設定範囲を10から50と広く設定。10という遅いスイングスピードに対応したことで、苦手なゴルファーが多いと言われるショートアプローチやハーフスイングの素振りも練習できる。また、ヘッドスピードの設定値を徐々に上げながら素振りを繰り返したり、自分よりも速いヘッドスピードに設定して、音が鳴るまで繰り返し素振りしたりすることで、結果的にヘッドスピードが上がり飛距離アップに繋がる効果も見込める。さらに、計測器がなくても同製品を使うことでおおよそのヘッドスピードを知ることができる点も便利だ。
同社は『ダイヤスイングプロツアー/同TB』など、実際のクラブに近い長さで、練習場やラウンド前のウォーミングアップに活用できる素振り棒もあるが、同製品は全長約70㎝と短い練習器具のため、屋外だけでなく自宅など室内でもスイング練習が可能なのは嬉しい。自分のスイングをラウンド前夜に部屋で確かめることができる点もプロから支持されている理由の一つだ。
またシャフトはグラスファイバー製で耐久性にも優れ、高級感のあるデザインになっている。
永井延宏プロは同製品についてこう語る。
「一般的なアマチュアゴルファーが『ダイヤスイングVS』を振ると、おそらく体の右側で音が鳴ってしまいます。本来はタメを作って体の左側で音を鳴らせるようにすることが重要です。そこで私がお勧めしたいのは、右手1本で『ダイヤスイングVS』を持ってもらい、片手で正しいスイングを作っていく方法です。片手で通常のクラブを持つと手首に負担がかかりますが、今作は70㎝と短く軽いので、そのような練習にも適しています」
なお永井プロによる練習法の解説動画は以下を参照のこと。