世界一飛ぶアイアンを作ろう
「世界一飛ぶアイアンを作ろう」。
ヨネックスから発売された、新『EZONE GT アイアン』にはそんな開発姿勢が込められている。広告ビジュアルには同社が誇る自社工場で、熟練の職人の手に収まった『EZONE GT アイアン』がゴルファーに語りかける。
「飛距離の差は、創造力の差。」というメッセージには、コースの中で一番使用頻度の高いアイアンの飛距離を徹底的に追求し、まさしく開発陣が「創造力」を結集して生み出したアイアンという意味が込められている。
同社は研究、開発から製造まで国内自社工場で一貫したモノづくりを行っているだけに、同アイアンに込められた意気込みは相当なものだ。
飛距離の秘密はその構造にある。一般的なマレージング鋼より強度が約20%高い「マイティマレージングフェース」を使用。また、フェース下部の最薄部を 1.5㎜まで薄肉化することで、 反発エリアを下部まで拡大させた。
これによりミスヒットしても飛ばすことが可能に。 さらにブレード部を新「G-BRID(グラファイトハイブリッド)構造」にすることで、心地よい打球感と高弾道を実現させた。
また今作は、打ち込んでいった場合でも抜けやすい「V字スマートソール」を採用しており、ソール部分にも飛距離と高さを実現できる工夫が施されている。
山口すず夏は150ヤードを9番でナイスオン
同社契約の山口すず夏も『EZONE GT アイアン』をコースでテスト。ピンまで150ヤードのショートホールで風はアゲインスト。通常ならこの距離を7番アイアンで打つというが、『EZONE GT アイアン』の7番で放ったショットはピン奥20ヤードに着弾。単純計算で170ヤード飛んだことになる。これには山口も驚きを隠せない様子。次に9番に持ち替えてショットしたところ、ピン横3ヤードにナイスオン。
「球が上がりすぎるということもなく、打感も良いです。マジックがかかっているのではないかと思うくらい飛びます」
と語った。また、同じく同社契 約のキム・ヒョージュも、
「いつものアイアンより約20ヤード飛ぶ。他の選手が7番なのに9番で打てるというのはかなり有利」
と口を揃えた。同社のアイアンは契約外のプロからも定評があり愛用者が多いのも特徴だ。 独自のカーボン技術とヘッドからシャフトを含めた国内一貫生産を背景としたプロモーションは同社だからこその戦略だと言える。
進化した『EZONE GT ドライバー』
さらに同社は『EZONE GT ドライバー』もフルモデルチェンジで投入した。安心感のある455㎤の大型ヘッド『455 ドライバー」と、操作性の高い435㎤のアスリート向けヘッド『435 ドライバー』の2種類をラインアップ。様々なゴルファーのニーズに訴える構えだ。
カーボンクラウン裏面、ソール裏面のフェース側、フェース裏面の3ヵ所に「InCore Groove(インコアグルーブ)」(溝)を配置。たわんで飛ばす反発フェースでオフセンターヒットでも飛距離を伸ばす構造に。
さらに、コンピュータ制御された高精度の「CNC縦ミーリング」を採用。インパクト時にボールが垂直方向に動きやすいため、スピン軸が傾きにくく、サイドスピンが軽減し、さらに直進性が向上している。
GEW記者も『EZONE GT ドライバー』を試打。特徴的なのはフェース面のサークル模様で、まるでターゲットにロックオンしているかのようだ。アドレス時にもこの模様が見えるためボールにしっかりとコンタクトできるイメージが湧いてきて構えやすい。
実際に打ってみたところボールをしっかりと受け止めたあとに前に押し出してくれる手ごたえを感じられ、前方のネットに鋭い打球が当たっていく。
また独自開発のシャフは、インパクト時の衝撃を受け止め多少の当たり負けもアシストしてくれている印象だ。シャフトにも定評があるヨネックスならではの仕上がりといったところ。
他にもフェアウェイウッド、ユーティリティも発売中。生まれ変わった『EZONE GT』を是非試してみてはどうだろうか。
価格
ドライバー
7万円
フェアウェイウッド
3万8000円
ユーティリティ
3万2000円
アイアン(カーボン)
4本セット(#7~PW)9万6000円、単品(#5・#6・AW・AS・SW)各2万4000円
アイアン(スチール)
4本セット(#7~PW)8万4000円、単品(#5・#6・AW・AS・SW)各2万1000円