グラファイトデザインは新ブランドとして、ハイブリッド、アイアン、ウエッジ用のカーボンシャフト『RAUNE(ラウネ)』シリーズと、『G』シリーズの2代目で、手元~先端で異なるフレックスを合成した『aG19』を4月15日に発売する。
新カーボンシャフト『RAUNE(ラウネ)』シリーズ
同社として未展開だった、ウエッジ用カーボンシャフトの製品化に向けて開発がスタート。
正確性とフィーリングを追求した特性をハイブリッド・アイアン用にも取り入れ、高弾道や最適なスピン量でピンポイントに目標を狙えるシリーズとして誕生した。モデル名の『ラウネ』は、ピンをデットに「狙う」の意味を込めた造語だ。
ハイブリッドとアイアン用は、主力モデル『ツアーAD』とは異なるカーボン素材の積層方法を用い、番手ごとにパターンを最適化。ハイブリッドとロングアイアンは先中部のしなり戻りにより、スチール以上に高さが出しやすい設計に。
ショートアイアンは、手元部にしなりを生みながらも先端部の動きを抑え、スチールよりも安定性と操作性を高めた仕様となっている。
ウエッジ用の外層部には、ウッド系の使用材と比べて振動がマイルドで、全体の剛性を抑えられる「低弾性ピッチ系カーボン」を採用。深層部の高弾性素材の合成により、しっかり振り切りやすく、スピン量を最大化させる性能を備えている。
同社初のウエッジ用カーボンシャフトで、バンカーからも出しやすい性能を秘めている。
手元から先端で異なるフレックスを備えた、2代目となる新『G』シリーズの『aG19』
2020年から展開する『G』シリーズの2代目となり、カラーは初代『aG33』のレッドからブルーにコスメチェンジ。
ターゲットとするのは、ヘッドスピード35~43m/sのゴルファー。力むことなくシャフトのしなりとヘッドの走りを感じながらも、スイングのエネルギーを最大限に伝える性能を備えるという。
その実現に向けて搭載されたのが、ギリシア神話に登場する合成怪物「キメラ」からインスパイアされた「キメラテクノロジー」だ。手元部はR、中間部はS、先端部はSR相当の異なるフレックスを一本のシャフトに共存させた(Sフレックス時)。
軟らかな手元が初動と切り返し時の力みを抑え安定感を与え、硬い中間部がしなりのエネルギーを増大させてヘッドを加速。復元力が強いカーボンナノチューブを採用した先端部がエネルギーロスを最小限に抑えながら、ヘッドを走らせボールに浮力をつける。
これらの効果が相乗的に働き、飛びの3要素である『高打ち出し・高初速・低スピン』を実現させているモデルとなっている。