2024DX/デジタル

イーグルビジョン

朝日ゴルフ

2024/03/19

天気・気温・降水量・風向きが見えるイーグルビジョン『ACE PRO』の実力

昨今の距離計市場は、ウェアラブルのGPS距離計とレーザー距離計に二分され、その他が約1割で構成されている。市場の広がりとともに、距離計=レーザーというイメージが大幅に変わったが、15年前に「ゴルフナビ」としてGPS距離計を育ててきた朝日ゴルフの先見性とブレない信念、たゆまぬ努力があったからだと思っている。

「ゴルフ屋」ならではの開発アプローチは、ラウンドのリアル感を大切にし、「Play Fast」のための簡単で感覚的な操作を追求してきた。セルフプレイが大半になった現代にもフィット。さらにルール改定という千載一遇の好機に見事に刺さった「ウオッチ型GPS距離計」を発売したのも大きい。

フルカラー表示で美しい『イーグルビジョン Watch ACE』は、一般ゴルファーの心をつかみ、昨年まで約12万台の販売実績を上げている。国内外問わず新規参入メーカーが増え、様々な距離計が店頭を賑わす中で5年近くも高い評価を受け続けた。その理由は2つの機能によるところが大きい。①当日のピンポジションが正しく表示される「ピンポジ君」、②グリーン形状や残り距離を立ち位置に合わせて表示する「ベタピンナビ」。これらが差別化機能として『イーグルビジョン』の人気を支えてきた。

そのベストセラーモデルがついにモデルチェンジする。商品サイクルの短い現代で5年ぶりの新製品だ。「ようやく前作を超える、納得のいくものが出来ました。あらゆる点で前作を越えた自信作です」

と担当者。さっそく『イーグルビジョン ACE PRO」のデモ機を拝借、ラウンドに持ち込んだ。

## まずは動画で

## より感覚的な操作で快適プレイ

実機を手にすると軽さに驚く。前作もプレイ中は全く気にならないくらいに軽かったが、新作の本体はさらに30%も軽量化されて41g。利き腕の右手で持つとほとんど重量感がなく、定形郵便50g以内だから94円で送れる軽さ。左手首にはめても全く気にならない。

まず、GPSを捕捉する。操作はタッチパネル式に改良され、より感覚的に操作できるが、この簡単さも『イーグルビジョン』のウリのひとつ。鮮やかな画面の発色が印象的。プレイ中に日差しがまぶしくて画面が見えにくいことがあるが、その対策として、新採用の半透過型液晶パネルが効果を発揮している。

極限まで軽量化したのに、バッテリーは3時間も伸びて約11時間使用できる。充電方法も一般的なType‐Cへ変更。時計バンドのベルトも内側に入れ込むスタイルになり、プレイ中に邪魔にならない。長短2種類のベルトを標準で用意、ワンタッチで交換できるのも嬉しい。

特筆すべきは、朝日ゴルフらしいゴルファー目線のアイデアに基づいた新機能である。今回新たにヤーデージ表示に「L」が加わった。バックエッジまでの距離を表す「B」、ピンの「P」、フロントエッジの「F」、それに「L」は、レイアップの「L」だという。事前にピンを狙える得意距離をインプットすると、逆算した落とし所までの距離を表示してくれる。PAR5の3打目や林に入れたトラブル時などに威力を発揮するだろう。「ゴルフ屋」らしい発想が形になった。

前述した「ピンポジ君」と「ベタピンナビ」も健在だ。事前に当日のピン位置をダウンロードしたら、距離表示も「C」のセンターではなく、「P」でピン位置までの正確な距離がわかる。対応外のコースでも簡単に手入力できる。さらにグリーンの形状や残り距離を立ち位置に合わせて表示する「ベタピンナビ」のおかげで、グリーン周りでも正確に状況判断できる。

あらゆる機能がアップグレード感満載で、十分満足したが、改めて今回の新製品の一番のウリを担当者に聞いてみた。悩むことなく出てきた答えは「天候・風の情報表示」だという。専用アプリの「EV PRO」と連携すると、日本気象協会が配信する風向きや風速、降水量、温度等の気象状況が表示される。風を正しく把握することでスコアメイクに寄与しそう。

## 専属キャディが左腕に

熊谷ゴルフクラブの1番ホール、PAR4。青ティからは411ヤードと長い。フラットで真っ直ぐなホールだが、左右のバンカーが効いている。スタート前にアプリと連動したため、左右のバンカーまでの距離表示と同じ画面で「右から風速2mの風」のマークが確認できた。画面切り替えの操作が不要だから所作に無駄がない。実にスマートだ。

方向性重視で200ヤードを確実に飛ばすぞ!と頭にインプット。すると力が抜けてフェアウェイセンターを捉えた。2打目地点に立つと、ドライバーの飛距離が210ヤードと自動で表示されていた。まだ残り200ヤード。表示の一番下には「L121」と、事前にウェッジで軽く打てる80ヤードを設定していた。7Wで直接狙うか、3オン狙いで「L」地点を目指し、ショートアイアンで刻むか、冷静に判断できる。1打1打に意味を持たせ、大切にラウンドできそうな気がする。

7Wで放ったショットはフックしてグリーン左のバンカー手前に止まった。ここでは「ベタピンナビ」が大活躍。ボールの位置からフロントエッジまで37ヤード、エッジからピンまで9ヤード、左から4ヤードとピン位置がひと目でわかる。歩測もグリーンを覗きに行く必要もない。迷うことなくバンカー越え37ヤードのショットを放ち、ピンそば2mにつけてパーが取れた。

ラウンド中に瞬時の判断が求められる中で多くの情報が得られることは、腕時計に自分専属のキャディが巻きついているようなもの。安心して、自信を持ってショットに向き合える。自然とコースマネージメントができ、プレイの質が向上する。
筆者が感じた『イーグルビジョン ACE PRO』の魅力と優れている点を3つ挙げてみる。

・プレイに必要な要素を網羅
・多機能なのに感覚的な操作
・コースとの連動と精度の高さ

ゴルフ屋が考える「新世代型」のGPS距離計は、リアルで臨場感たっぷりの「使える」機能が満載だった。強みである「ピンポジ君」対応のゴルフコースがもっと全国に広がれば、レーザー距離計を淘汰するかもしれない。『イーグルビジョン』の新作GPS距離計は、すべてのゴルファーに優しく、スコアアップに貢献しそうだ。

お問い合わせ :
朝日ゴルフ株式会社サポートセンター 0120-831196
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