その他2021

TOUR B JGR ボール

ブリヂストンスポーツ

2021/03/31

JGRボール

さらに飛距離が進化した新『TOUR B JGR』ボール

「筋肉」でできた「コア」という新発想! 「高初速」&「低スピン」を両立するディスタンスボール

「高初速」と「低スピン」-。

今や各社の最新ドライバーで決まり文句のように使われるフレーズだ。それをクラブだけではなくボールでも実現したのがブリヂストンスポーツの新しいボールだ。

同社はは2月19日、3年振りに『TOUR B JGR』ボール(実勢価格:5400円)を発売した。

同社のボールと言えば、タイガー・ウッズが使用する『TOUR B XS』や、ブライソン・デシャンボー、マット・クーチャー、レキシー・トンプソンらが使用する『TOUR B X』などのツアー系モデルが多くのトッププロに支持されているが、『TOUR B JGR』は広いアマチュアゴルファーに最大の飛距離をもたらすモデルだ。

「飛距離モンスター」のキャッチフレーズと共に発売した前作は、「本当に飛ぶ」とゴルファーの間で話題になり、3年もの間、高いシェアを維持した。

新『TOUR B JGR』のコアは「筋肉」?

そこで前作よりもさらに飛距離をもたらすボールを開発するために同社が取り組んだことは、「高初速」と「低スピン」を両立させるボールを作ることだった。

しかし、「高初速」を追い求めると、ボールはつぶれずに打感は硬くなり、高スピンとなってしまう。一方、「低スピン」を追い求めると、逆にボールがつぶれすぎて打感が軟らかく物足りず、初速が出ないという結果になる。

JGRボール

「これを何とか両立できないかという観点から開発が始まりました。そこで私達が着目したのが、インパクト時のボールの最大変形からの復元力でした。

肝となるのがボールの『コア』で、コアの中心部を前作よりも一段階軟らかく、外側を硬くする(内軟外硬)ことで、インパクトでつぶれたボールを一気に復元させて飛ばすということに成功したのです」(同社ボール企画部宮川直之課長)

同社はこの新技術を「マッスルコア」と命名。溜めたエネルギーを爆発的に解放するアスリートの筋肉が名前の由来だ。キャッチフレーズは「飛びマッスル。」。

遊び心がありつつも、テクノロジーのイメージが湧きやすいネーミングとなっている。

「進化したのは『マッスルコア』だけではありません。表面のディンプル数も前作の326から338にアップし、より反発力を高める『Neoブーストパワーカバー』を搭載しました。

また、前作で好評だったソフトで心地良い打感をそのまま維持するために2層目の『HR−DRIVEインナーカバー』は今回も採用しました」(宮川課長)

JGRボール

これにより、ドライバーからアイアンまで全ての番手でアマチュアゴルファーの最大の飛距離を実現する。なおカラーバリエーションはホワイト、パールホワイト、イエロー、パールピンク、マットレッドの5色展開と豊富にラインアップしている。

さらに、今回の『TOUR B JGR』には、パッティングで便利なアライメントマークが入った『TOUR B JGR ジャストインアライメント』もラインアップ。

JGRボール

このモデルは『TOUR B X/XS』でも好評で、ショートパットやストレートラインでは、 方向性を意識して自信を持ってストロークができるように、一方、ロングパットやフック・スライスラインでは、ラインをイメージし、リラックスした状態で打ちやすくするようなデザインをプリントした。

同モデルは同社直営店と公式オンラインストアでの販売となる。

「接点の科学」が成せるゴムの技術

コアをここまで精密に調整できるのは、同社のゴムの成形技術にほかならない。

同社は近年クラブ、ボール開発に「接点の科学」を取り入れている。それは親会社であるブリヂストンのタイヤと地面の接点に通じるものであり、タイヤ開発に重要なゴムの成形技術をゴルフ用品の開発にも積極的に取り入れいく姿勢だ。

全国で開催中「ゴルファーズドック」

そんな同社だが、昨年より精力的に実施しているのが「ゴルファーズドック ボール&クラブ」というフィッティングシステムだ。

数多あるフィッティングの中で一味違うのは、結果ではなく原因から最も飛ばせるボールとクラブを提案するという点。

実際に試打する点に変わりはないが、弾道データはその日の体調などにより変わる傾向があるため、結果のみでフィッティングしてしまうと、その時は飛んだのに後日飛ばなくなっている事態が起きてしまう。

そこで同社が注目したのは「スイング」そのもの。スイングの根本的な傾向は簡単に変化しないため、一人ひとりのスイングを同社独自のアプリケーションにより解析。スイング特徴からゴルファーがより飛ばせるボールとクラブを導き出せるという。

「最大飛距離をもたらす」というコンセプトは『TOUR B JGR』に通じるところ。診断は予約制だが無料で行えるので、一度体験してみるといいだろう。


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