『CADERO(カデロ)』グリップは、シリコン素材ではない透明な樹脂系ラバーとカラーラバーの間に特殊デザインされたステッカーを貼り、圧着することで汚れから守り、いつまでもカラフルなデザインが楽しめるのが特長だ。
今やグリップはゴルファーにとってファッションの一部になりつつある。昨今は、ファッションブランドの『ムータ』をはじめ、パーツブランド『ロッディオ』など10社強とコラボしたOEM受注も好調だ。
新製品の『Nunchaku(ヌンチャク)』は、白と黒のツートンカラーで、いわゆる左手の部分と右手の握る部分が2色で分かれている。さらに右手側(白)のグリップ硬度を高めている。つまり、左手に比べ右手の部分の方がグリップとして硬く仕上げているということ。そのコンプレッションの差がスイングにどのような影響を及ぼすのか。
ゴルフクラブに詳しい永井延宏プロが、
「独自のペンタゴン仕上げのデザインが指に上手く引っ掛かり、とても安定感があります。グリップの手元及び先端側の硬度の違いというのは、ワッグル時にはそれほどはっきりとは感じません。でも実際に打つとバックスイング時のタイミングへ好影響を与えてくれる印象です」
と、前置きしてこう続ける。
「私的な話になりますが、シャフトはやや手元側のしっかり感が好みで、グリップの真下へ鉛を巻き付けるとさらに好フィーリングが得られるのです。つまり、硬度を高めたホワイトの部分が重量効用を与えてくれるというのを感じます」
実際に振ってみるとどうなのか。
「テイクバック時も綺麗にグリップが軌道をなぞるように展開していきます。スイング動作的には、右手を支点として左手が作用点となり、手で押し込むように入ってきて、インパクト以降、左手が引き手となって、右手が動かずに左へ綺麗に抜けていく。『ヌンチャク』では、右手部分のしっかり感というのが、身体に対し支点としてしっかり受け止めてくれる印象です」
といわしめたほど。
換言すれば、グリップが右支点に対して左サイドへ働きかけるため、シャフトをそれほど動かさずに打つことができるということだ。『ヌンチャク』は、ZEBRA、PASTEL、CITRUSの3色を用意。価格は各1本2700円。