様々な予約・決済や入会手続きがPCやスマホ端末からオンラインで完結し、店舗での事務・支払い手続きが大きく削減できるクラウドサービスが猛威を振るっている。月謝の引き落としや未払い徴収に関するオペレーションも自動化され、スタッフ業務の大幅省力化に繋げている。
近年は、多店舗展開による24時間・無人運営の非対面・非接触型がトレンドになっているが、既存のシステムでは対応しきれない施設が増えていると聞く。
そのような状況下、インドアゴルフ運営側の視点で作った専用のクラウドサービスがスタート。キャグの『Golf&BASE』がそれ。同社の廣口敬一氏が、
「顔認証入場をはじめ予約から決済、社員やインストラクターの勤怠、給与支払いまでひとつのデバイスで管理できるもので、インドアやゴルフスクールに特化して開発を行っています」
と、前置きして次のように説明する。
「従来のシステムでは、予約と決済はできても勤怠など他のシステムはバラバラで、一元管理しようとすると莫大な費用がかかるケースが多かった。特にシフト管理を連動させた点が大きな特徴です」
具体的にどういうことなのか。詳しく聞いてみると、
「インストラクターの勤務日数だったり、その勤務時間も一目で分かる仕組みになっています。これをcsvファイルへ落とし込めば、エクセルでの編集も容易にできるようになります」
つまり、勤怠と給与計算が連動しているので、経営者の手間が省けるということだ。また、多店舗展開で一番頭を悩ませる「シフト」についても解決したという。
「特に当社の場合、直営インドアが20店舗以上あるので、間違えないようにシフト管理しなければなりません。新システムでは、100店舗を超えても一元管理ができます」
例えば、1人のインストラクターが系列店舗とブッキングしたり、スタッフの人数が足りない場合はアラート表示される仕組み。
これ以外にもFCオーナーが自分の店舗しか見れないよう制限をかけるなど任意設定が可能。
『Golf&BASE』の初期導入費用は20万円、月額2万円で利用できる。