インドアゴルフスクールが巷で猛威を奮っている。その裏側では、レッスンやクラブフィッティングの場で様々なデジタル機器が活躍中。
ディテクトの新弾道測定器『SB―POD Pro(ポッドプロ)』(88万円)もそのひとつ。同モデルは小型&軽量で持ち運び可能な弾道解析機『SB―Prizm Pro』の後継機種で、搭載される高速度カメラは1500→4000コマへ大幅に向上、ストロボは50000分の1で撮影を行う。これにより、ディンプルでの計測が可能となり、ボールマーキングの必要がなくなった。確かにインパクト直前の画像を見ると、ヘッドの動きが鮮明で、かつ、わかりやすい。
計測数値は、ボール初速、打ち出し角(上下、左右)、バックスピン量、サイドスピン量、キャリー、飛距離、左右のブレ、それにヘッドスピード、ミート率など欲しい情報はほとんどカバーされている。
また、クラブにマーカーを貼付することにより、インパクト時のクラブ挙動を計測。ヒットポイントをはじめ、アタックアングル、クラブパス、フェースアングル、ダイナミックロフト、ライアングルを画面表示する。
シミュレーションゴルフの画質&精度もアップ。サブスクの『GSプロ』をオプション選択すれば、米国の有名コース、ペブルビーチやファイヤストーン、英国ロンドンGC、タイのブラックマウンテンなど約30コースが堪能できる。
ディテクトの弾道計測器は2024年2月現在、累計3000台強の販売実績がある。すべて国内で生産しているので、メンテナンスも万全。
さらに、ショットをするごとにボールが着地した位置の地形に傾く『ゴルフスタンスプレートDGP1500』(98万円)と組み合わせれば鬼に金棒だ。
ディテクト製品の導入店舗からは操作がシンプルで使いやすいとの評判も聞く。大型ヘッドの時代こそ、弾道計測器を上手に活用することが大切である。信頼のおける打球測定器は、最新クラブ選びの大切な役割も担っている。
また、同社では独自の会員予約システム「マイレンジ2」の提供を行っている。無人店舗に必要な予約管理、支払い、電子錠のほか、ディテクト製をはじめ、他社製品と連動してスイングデータの保存など必要な機能を網羅している。