クラブ・ボール2023

12代目『ゼクシオプライム』を4大店舗が「つかまる」、「軽い」、「ブレない」、「飛ぶ」を徹底検証

ダンロップスポーツマーケティング

2023/04/16

ベテランゴルファーや女性ゴルファーに憧れの飛距離を

3月10日、ダンロップスポーツマーケティングは12代目となる『ゼクシオプライム』シリーズ(ドライバー、FW、UT、アイアン)を発売した。スタンダードな『ゼクシオ12/X』が若返りを図る中、『ゼクシオプライム』はベテランゴルファーや、レディスクラブでは飽き足らず、メンズクラブでは少し手ごわさを感じる女性ゴルファーへ向けたクラブだ。

その特徴は、『ゼクシオ12/X』に搭載された「アクティブウイング」、「リバウンドフレーム」に加え、軽量で高慣性モーメントのヘッド、そして前作比で0.25インチ短尺化したクラブ長だ。それでいながら、短尺化しながらも「高初速」、「プライム史上最高の飛距離」を謳っている。

その『ゼクシオプライム』のドライバー、7番アイアンを、コトブキゴルフ・深町健フィッター、ヴィクトリアゴルフ五反田店・石川尚店長、アルペンTOKYO/ゴルフ5フラッグシップショップ・松村直樹プロインストラクター、二木ゴルフ川越インター店・林宜光店長(2月末日現在)のそれぞれが、徹底検証した。

クラブ長を少し短くすれば、力のある女性ゴルファーにピッタリ

『ゼクシオプライム』ドライバー by コトブキゴルフワールド館 深町健氏

「今回で12代目となりますが、『ゼクシオプライム』といえば、軽量設計で比較的ヘッドスピードの遅いゴルファーに向けたクラブという印象です。その中で今作は『ゼクシオ12/X』で採用されているトップから切り返しでのスイングのブレを抑える『アクティブウイング』が搭載されていて、『ゼクシオ12/X』よりも長めのクラブ長ながら、ミート率が上がる設計になっています。ドライバーは軽さの中にもヘッドの重みもボールに伝わって、ボールがフェースにのっている感覚が伝わってきます。それに加えて方向の安定性が非常によく伝わってきますね。何球打っても弾道が左右にブレませんね。データでは、HS36.4m/sでボール初速53.3、ミート率は1.46と非常にエネルギー効率が良く、トータル飛距離は212.5ヤード。クラブ長を短くしても、飛距離が伸びてくれることを体感できましたね」

最適ロフトで高弾道で飛ぶ

『ゼクシオプライム』アイアン by コトブキゴルフワールド館 深町健氏

「『ゼクシオプライム』の7番アイアンですが、バックフェースのキャビティ部分が非常に深く低い位置まで加工が施されていますが、構えてみると、少しソール幅が狭くデザインされていることもあって、シャープな形状です。高比重のタングステンニッケルウエイトがソールに配されている効果で、高弾道で飛距離(139.1ヤード)が出ていると思います。ですので、メーカーが想定しているターゲットのゴルファーに最適なロフト設計(7番/28度)に対して、飛距離が出る作り込みがされていると思います」

幅広い層に、飛距離を求めるゴルファーにベストマッチ

『ゼクシオプライム』ドライバー by ヴィクトリアゴルフ五反田店 石川尚店長

「前作から変わった点は、特にデザインですね。ヘッドにもシャフトにも『和』のテイストが盛り込まれ、日本の古いお城のイメージで、外国人にもウケそうですね。シャフトは黒を基調に、表面を触ると凸凹もあり、高級感もあります。他のメーカーにはない細やかな作りですね。構えてもフェース面が見えるので安心感がありますね。ボールが素直につかまって、ドローボールで飛距離(210.5ヤード)も出ていますね。恐らく、ヘッドに採用されている『リバウンドフレーム』の効果でフェースとボディにたわみを生んで、ボール初速が加速しているのだと思いますね。さらに、いまの試打は芯から少しズレているにも関わらずミート率は1.47。打点のズレにも強く、たとえ打点がズレても初速の減少は抑えられると感じました。無意識に打っても、憧れのドローの弾道が体験できそうですね」

いい音、そして飛んで止まる

『ゼクシオプライム』アイアン by ヴィクトリアゴルフ五反田店 石川尚店長

「『ゼクシオプライム』のアイアンも飛び系アイアンに分類されると思いますが、飛び系アイアンは『ボテッ』とした形状をイメージしますが、このアイアンは一切感じない。ソールを狭く設計した影響が大きく、シャープな見た目は良い意味で、キャリアの長いゴルファーが好みそうです。気持ち良い弾道ですね。林間コースの砲台グリーンでも止まりそう。それと打音がイイですね。凄く進化していますね。そして、これほどまでに飛距離(145.3ヤード)が出て、弾道が高いというアイアンは無かったのではないでしょうか」

レディスクラブに物足りなさを感じる女性ゴルファーに!

『ゼクシオプライム』ドライバー by アルペンTOKYOゴルフ5フラグシップストア 松村直樹プロインストラクター

「見た目にビックリしました。メチャメチャ高級感あるじゃないですか! 前作からの違いで言えば、特にソール側でボディ後方に大きくなっていますよね。それに加え、ウエイトが後方に配されて、直進性が高そうです。それとクラブ長が短くなっていますが、『リバウンドフレーム』の効果で飛ぶという情報は入っています。構えてみると座りも良く、程よいフックフェース。だからといって引っかかるイメージはありません。そして打ってみると、ボールを弾く音が、凄く心地よい。そして打点が少しズレても弾道がブレません。ソール後方のウエイトの効果が発揮されていますね。それとクラブ長が短い分、ミートしやすい」

打点ズレても真っ直ぐ飛ぶ

『ゼクシオプライム』アイアン by アルペンTOKYOゴルフ5フラグシップストア 松村直樹プロインストラクター

「驚いたのが、飛び系アイアンと聞いていましたが、特にソールが非常に薄いですね。加えて、ロフトがメチャメチャ立っているようにも見えない。そういうこともあって、メチャメチャ構えやすいですよ。ドライバー同様に軽い設計なので、振りやすそうで、打つ前からメチャメチャ期待できますよ。方向性が良いですね。僕の場合、つかまった時に左に行く傾向が強いんですが、直進性がメチャメチャ強い。ウエイトの配置による慣性モーメントの高さの効果だと思いますが、ブレが少ない。それと『リバウンドフレーム』による弾き感が進化していて、打点がブレても真っ直ぐ飛んでいく。飛距離もHS平均30.0m/sで152ヤード。飛んでますね」

飛距離減少に悩むベテランゴルファーに是非試打を!

『ゼクシオプライム』ドライバー by 二木ゴルフ川越インター店 林宜光店長(2月末現在)

「『ゼクシオプライム』はシニア層を中心に、高弾道で飛距離を求めるゴルファーに、ドライバーを振りぬきたいゴルファーに人気ですね。そして今回の新商品は、飛距離性能とボールのつかまりをメインに開発されたと聞いています。見た目では長さ自体も短くなっていますが、投影面積が大きくなっているため、より短く安心感があります。クラブ重量も軽く、振りやすそうです。まず感じるのが、弾き感の良さです。『リバウンドフレーム』の効果ですね。後方に配置したウエイトの影響もあって、高い弾道ですね。芯も広くなっている印象です。バックスピンは3429rmpと多めに見えますが、HSが36.7m/sと低いので、キャリーを増やして飛距離を稼ぐ設計思想が見えます。そしてHSが低くなればインパクトでヘッドがブレることがありますが、「アクティブウイング」の効果でヘッドがブレない。ミート率が上がりますよね」

軽く振っても飛んでいく

『ゼクシオプライム』アイアン by 二木ゴルフ川越インター店 林宜光店長(2月末現在)

「まず、ソールの余計な部分が削ぎ落とされていますので、『ヌケ』が良くなっていると思います。そしてネック形状ですが、少しグースが付いていて、スライサーでもボールが捉まるイメージが持てるので、安心して構えられると思います。軟鉄鍛造アイアンと比較して、ハジキが強く感じます。HSも31.1m/sと速くないですが、ミート率1.45で飛距離151.1ヤードで飛んでます。軽く振っても飛んでいきますね。だからと言って、打感もイヤな弾き感ではなく、硬すぎない感じで程よいと思います。その辺りは『リバウンドフレーム』の効果なんでしょうね。飛距離も出て、シャープなソールでヌケも良い。トータルで完成度の高いクラブだと思います」


ダンロップスポーツマーケティング

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