太く、重く、安定したストロークを実現したパターシャフト
KBSシャフトといえば、2008年に新たに市場に参入したシャフトメーカーだ。それから15年余りで、米PGAツアープロを中心に350人以上の使用実績があり、全世界で400勝以上の勝利を収めている。そのシャフトはアイアン用のスチールシャフトだけではなく、カーボンシャフトも充実。もちろん、パターシャフトも同様だ。
その中でFST JAPAN合同会社は3月、パターシャフト『ONE STEP PUTTER』を発売した。『ONE STEP PUTTER』は、ツアープレーヤーからの要望とフィードバックを基に開発を進め、『CT TOUR PUTTER』に続くKBSブランドを冠したパター専用シャフトとして誕生している。
先に発売した『CT TOUR PUTTER』は38インチ・124gでコンスタントテーパー設計の採用で、シャフトの全体剛性を高めたのに対して、『ONE STEP PUTTER』は、38インチで130gと重量が重く、中央部にある1つのステップを境に大きく剛性の異なる仕上げになっている。
手元の太いパラレル部分を長くすることで、手元の剛性は十分な硬さを確保し、ストロークの安定感を出せる設計になっていますという。
また、チップ側からのパラレル部分を長さ11インチに設計しており、パターヘッドへシャフトを装着前にチップ部のカットの幅を替えることで、マイルドな打感からよりシャープな打感へと変化させることが可能。この設計によりパターヘッドとの相性やプレーヤーのシビアな感覚に応えるべく、ヘッドに装着する前にカスタマイズできるパター専用シャフトになっている。
まとめると、
〇パターで重要視されるインパクト時の打感を、チップ部分のカット幅を変えることによって調整可能
〇一般的なパターシャフトよりも手元の太いパラレル部分が長く設計されているため、ストロークが安定しやすい
〇38インチで130gと、重量の重たいパターシャフトを使用したいプレーヤー向け
KBSはアイアン、ウッド、ウェッジだけではなく、パターシャフトでもゴルファーの悩みを解決してくれそうだ。