30g台から50g台で4タイプの『Viel-X』
工房で密かにウケているシャフトがある。それが『ビエル-エックス』だ。30g台で軽さとしなやかさの「青虎」、40g台でしなやかにつかまるハイドロー系の「赤虎」、50g台の軽硬でねばり系の「緑虎」、同じ50g台だが4軸カーボンでハジキ系ながらつかまりやすい「黒虎」の4種類をラインアップ。
そして驚くべきことは価格。30g台の「青虎」と40g台の「赤虎」が3万1900円(シャフト本体価格)、50g台の「緑虎」「黒虎」は3万5200円(シャフト本体価格)。市場のシャフトメーカーの価格が軒並み値上げされ、パーツメーカーのシャフトは6万円以上。その中でリーズナブルな価格設定がゴルファーには魅力だ。
価格に対して、ある工房店主は、
「飛距離が出ることと、地クラブ+地シャフトの組み合わせでも価格が安いことで、ユーザーに受け入れられています」―。
その価格帯で、利益率も高く、そして4種類のシャフトの性能が分かりやすいというのがウケている。
4タイプの性能が分かりやすく違う
ゴルファーや工房からは、モデル毎に次のような声が寄せられている。
30g台「青虎」
○しなりを感じるがインパクトゾーンでヘッドがちゃんと戻ってくるのがいい
○中調子の素直なしなりで振りやすい
○軽量シャフトにありがちなペラペラ感がなく、シャフトの張りを感じる
○競技志向のレディースゴルファーや高齢者に勧めやすい
40g台「赤虎」
○ダブルキックだからか気持ちよく振り抜け、ヘッドスピードが上がっている感覚がある
○ストレスなく振り抜け、飛距離が出ていて方向性も安定している
○軽量なのにスピン量が増えることなく、ちょうどいいスピン量で常に安定している
○極端なダブルキック感はなく普通に振りやすい
50g台「緑虎」
○4タイプの中では一番硬く感じるが、非常にタイミングが取りやすく振りやすい
○チップ径が細いからか全体的に硬い中で先が走る感覚がある
○50g台前半の重量なので、あまり重さを感じず力まず振れて飛距離が出ていて方向性もいい
○シャフトが変な動きをしないので、大型ヘッドとの相性がいい
50g台「黒虎」
○つかまりがよく球が上がりやすいので、スライサーやスピン量が少なく球が上がらない人にいい
○「緑虎」よりもしなりを感じるから、「緑虎」が硬く感じる人には振りやすい
○球が上がりやすいからキャリーを伸ばしたい人にいい
○一般的な5Sが少ししんどくなってきた人にお勧めできる。楽に振れて、つかまりがいいシャフト
工房で高評価 価格だけでない
○シャフトの販売(リシャフト)を行った際の利益率が非常に高い
○近くに同シャフトを販売する競合店がないようエリア施策が徹底している
○メーカーのネームバリューにこだわらず、性能を認める販売店に手厚いサポートをしている
○市場の中心商材が60g台なのに対して、『ビエルエックス』はボリュームゾーンの60g台を敢えてラインアップせずに、軽量タイプ(30g、40g、50g)に重点を置いている
〇リシャフトデビューの推奨シャフトとして勧めやすい