今春、シンカグラファイト初のアイアン用シャフトが投入される。新ブランド『LEXIA(レクシア)』(50g、60g、70g)がそれで、ウッド用もラインアップする予定。同社では今後、『LOOP』と『LEXIA』の2枚看板により、様々なゴルファーのニーズに応える方針を明らかにしている。
「あと5ヤード飛んでいればグリーンにオンしていたのに・・・」
『LEXIA』は、ゴルファーの「あと5ヤード飛ばして止めたい」という願望を叶えるシャフトとして登場。
製品特長は、ロングからミドル番手とショート番手でエリア分け設計を取り入れている点で、重量帯は50g、60g、70gの3重量帯で展開。価格は各1本2万2000円。限定カラーは同2万5300円。*IL6、IL7のみ
『LEXIA』は、“エリア分け設計”の考え方だが、ロング~7番にかけては「LT」とシャフトに表記され、ライトゾーンに位置する。また、8番~ウエッジまでのショート番手にかけては「HV」がプリントされ、こちらはヘビーゾーンを指す。
つまり、ショート番手は重量があった方が振りやすい一方、ロング番手では軽い方が振りやすくなる点に着目。7番アイアンを境にウエイトを分けている。換言すれば、アマチュアのアイアンショットで何が起きているのか、それを徹底追及したシャフトといえそう。
同社に聞いてみると、
「各重量帯で必要とされるカーボンシャフトへのニーズに、高次元で応える独自の設計技術を採用した当社初のアイアンシャフトが『LEXIA』です。重量帯別のワンフレックスでロング・ミドル番手での高弾道・飛距離性能、ショート番手での万能性と飛距離の安定性を実現します。あと5ヤード飛んで止まれば、という願いを叶えるアイアンシャフトが完成しました」
シンカグラファイトは、2014年設立と比較的新しい会社だが、2017年9月の「ゴルフ5レディス」で優勝したO・サタヤの愛用シャフトとして一躍名声を得た。高弾性繊維を大胆に使った『LOOP(ループ)』シリーズがそれで、これまでLPGAツアー2勝、レジェンズツアー4勝を誇る。
そのモノつくりの背景には、この道30年にわたり、様々な名作シャフトを生み出してきた熟練の職人技があるのをご存知だろうか。メイドインジャパンにこだわった設計→巻き→研磨→仕上げの製造工程によって、1本1本のシャフトに魂が注ぎ込まれている。