ゴルフショップを訪れると当たり前のようにクラブが陳列されているが、その主役を陰で支えているのが什器やフックの存在。普段は気付かれない脇役ながら、長年その商材で多くの店舗から支持されているのがYKYという会社だ。特にゴルフショップの什器やクラブ用フックなどは同社の商材が多く使用されている。
同社の強みは施設ごとに最適なコーディネートのノウハウを持っていることと、1点からでも什器のオーダーメイドを受け付けている点だ。店舗ごとに什器の予算や展示スペースは異なるため、この柔軟な対応は多くのショップを助けていると言える。
YKY営業グループ統括リーダーの馬場広知氏によると、
「大手はなかなか1点からのオーダーに応えにくく、できても費用が上がってしまいますが当社は柔軟に対応しています。それがきっかけでブランドの世界観を陳列で見せられるような特注什器・フックの相談が増えています」
最近は内装業者からの紹介やインターネット経由での問い合わせも多く、そこは同社が長年ゴルフショップの施工に携わってきた信頼と実績の証だろう。
さらに近年は10年以上前の同社製什器のリユース依頼が100台以上あり、そういった需要にも柔軟に対応している。昨今SDGsが叫ばれているが以前の製品のメンテナンスにもしっかり対応するあたり、12番目の「つくる責任つかう責任」にも合致する。
他にもゴルフ場向けにコース内の各種案内板から、ゴルフ場・練習場向けの防球ネット関連設備、コロナ対策製品なども扱っている。また、什器の製作以外にもイベントのブース設営や店舗施工も得意としており、コロナが5類になったことでそれらの需要も増えている。
「インドアゴルフ練習場の出店ラッシュがありましたが、中には特定のクラブメーカー専用打席を作って物販を強化する施設が多く、必然的にクラブ用什器やフックの需要が増えました。今はその流れが落ち着いていますが、代わりに全国チェーンのゴルフショップの新規出店が復活。昨対120~130%でオーダーをいただいています」
「空間作り」で困ったことがあれば真っ先に同社に問い合わせてみてはどうか。