段ボールはほぼ100%リサイクル可能な包装材で、実際にわが国の段ボールの回収率は95%以上を誇る(全国段ボール工業組合連合会調べ)。その高いリサイクル率を支えているのが、各家庭や企業での分別作業と、古紙回収・製紙・段ボールの3つの業界が一体となって資源循環を支える、「三位一体」の古紙リサイクルシステムである。
ゴルフ専用段ボール及び化粧箱製造元の近藤紙器工業は、ビニールなどの梱包材不要のアイアン専用発送箱をラインアップするSDGs企業。同社の近藤篤司社長がこう話す。
「使用済みの段ボールはリサイクル率96%(2020年実績)を超えており、当社の段ボールは『FSC認証』された取引業者より材料を調達しています。また、原料になる木材は、光合成によってCO2を吸収することで成長し、段ボールはリサイクルされずに放置された場合でも最後は土に還るクリーンな包装資材です」
段ボールは、クリーンで持続可能な包装資材として今、注目されている。
*全国段ボール工業組合連合会資料