デジタル2021

COOLSHOT PRO STABILIZED/COOLSHOT 40i GⅡ/COOLSHOT 20 GⅡ

ニコン イメージングジャパン

2021/03/31

COOLSHOT ニコン

ショップ販売員に聞く 『COOLSHOT』3モデルの商材価値とは?

ニコンイメージングジャパンのレーザー距離計『COOLSHOT』シリーズが好評だ。

高機能モデルの『COOLSHOT PRO STABILIZED』を筆頭に、『COOLSHOT 40i GⅡ』、『COOLSHOT 20 GⅡ』とニーズに合わせた3モデルがラインアップされている。

ルール改定を皮切りに群雄割拠のレーザー距離計市場だが、『COOLSHOT』シリーズの好調要因はどこにあるのか? 販売最前線でゴルファーに接するヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店の北野四朗マネージャーに話を聞いた。

まずは『COOLSHOT』3モデルの販売状況を教えて下さい。

「3モデルとも非常に好調です。販売比率は『COOLSHOT PRO STABILIZED』5割、『COOLSHOT 40i GⅡ』3割、『COOLSHOT 20 GⅡ』2割という内訳です」

それぞれのモデルの購買層は?

「『COOLSHOT 20 GⅡ』はシンプルな機能に特化している分、2万円を切る手頃な価格で初心者に人気があります。一方、高低差は自分の目で判断でき、純粋に直線距離だけ知りたいという中上級者にも支持されています」

広い層をカバーできる?

「はい。それと意外に多いのは、既にGPS距離計を持っている方にこのモデルを買ってもらえるパターンです」

GPSとの二刀流ということですか?

「はい。レーザー距離計は、例えば谷越えの手前やドッグレッグの端、前の組のカートまでの距離など、GPSでは得られない地点までの距離を自分で直接測ることができ、次のショットへの準備と対策ができます。併用することでそれぞれの利点を活かせるんです」

GPSとレーザーのハイブリッド機もありますが?

「ハイブリッドタイプは便利ですが、実はファインダーの中の風景はモニターに取り込んだ映像なので、実像に比べてコースの風景が暗い、測定距離が短いという弱点があるのです。その辺をお客様にご案内すると、価格の手頃な『COOLSHOT 20 GⅡ』も併用しますという形になります」

なるほど。他の2モデルはどうでしょうか?

「『COOLSHOT PRO STABILIZED』はカメラメーカーのノウハウが凝縮されています。手振れ補正機能や赤文字表示による視認性の良さが好評で、ゴルフのレベルに関係なく圧倒的に中高年の方から支持されています。

実際に売り場の的に当ててもらって測り比べてもらうのですが、どの方も手振れ補正の良さを実感してくれますね。それに外資競合メーカーだと最安値モデルでも5万5000円はしますが、『COOLSHOT PRO STABILIZED』は最上位モデルなのに4万5000円前後と価格面でも勝負できる」

COOLSHOT ニコン

そうなると手振れ補正がついていない『COOLSHOT 40iGⅡ』の立ち位置が難しいと思いますが?

「実は『COOLSHOT 40i GⅡ』は測定距離が1600ヤードと、シリーズ最長なので、手振れ補正がなくても問題ないんです」

というと?

「測定距離の長さは車の排気量と同じです。遠くまで測れるということは、実際の活用シーンである200ヤード以内の正確性にはさらに磨きがかかっているので、手振れ補正がなくても難なく測れます。さらに価格が3万円台なので、『COOLSHOT PRO STABILIZED』までは手が出ないという方をカバーできるんです」

3モデルの棲み分けができていますね。流行りのジョルト機能がついていない点はどうですか?

「そこは、『COOLSHOT PRO STABILIZED』と『COOLSHOT 40i GⅡ』共に手前の目標物を測れたことが分かるロックオン機能がついているので、それで十分です」

なるほど。最近はネットを中心に1万円を切るモデルも出ています。安いのでいいよというゴルファーも多いのでは?

「それでも悪くはありませんが、測定距離が短いことが多いです。その点、ニコンの場合はカメラメーカーとして培った認知度の高さ、レンズの良さ、国産メーカーの安心感が支持されている要因だと思います。購入後に故障などのトラブルをほとんど聞かない点も特徴ですね」

死角なしですね。これからのニコンの距離計に求めることは?

「しいて言うなら『COOLSHOT PRO STABILIZED』は測定ボタンとモードボタンの組み合わせでモードを切り替えるため、高齢者には少し複雑です。『COOLSHOT 40i GⅡ』はその点を使いやすく改良してくれているので、今後のモデルも是非同じ仕様にしてほしいですね。それとたまにあるのは電池蓋をなくしてしまったというケース。そこは外資メーカーのような頑丈さがあればなおいいです」

好調の理由がよく分かりました。最後に初心者がレーザー距離計を使うことについてはどうでしょうか?

「私は初心者こそ、上達するためにレーザー距離計が必要ですと案内しています。例えば会心のアイアンショットを打ったのにグリーン手前のバンカーに入っちゃったという時、打ち方が悪かったのか距離の見立てが悪かったのか分からないですよね? 正確な距離を把握できればスイングのみに集中できるため、確実にスコアが上がります」

なるほど。

「他にも会心のドライバーの後、どのくらい飛んだのか2打目地点からティーングエリアを測ったり、練習場の距離表示の的を測ったり、色々な使い方ができます。レーザー距離計は使えば使うほど、一打一打の意味が違ってきます。測りやすいニコンのレーザーをまずはお勧めしたいですね」

【動画】『COOLSHOT』シリーズ3種類をゴルフ場で使い分けてみた


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