クラブ・ボール2023

モダート工房・テストセンター

モダート

2023/04/16

プロ、選手のためだけではない モダート工房・テストセンター

試合球で芝から打てるテストセンター ウエッジ、アイアンのモダートが専用工房開設

モダートのアイアン、ウエッジを使用する古屋佑佳選手が、実際に芝からボールを打ちながらクラブを調整する場所がある。それが今年2月にオープンした「モダート工房」だ。群馬県高崎市にある練習場「ライズゴルフレンジ」の協力のもと、二階スペースを工房として、また、練習場横の9Hのショートコースをテストセンターとして活用している。

同社の須田満社長は、
「これまでは本社(栃木県宇都宮市)の試打室や、練習ラウンドに帯同してクラブの調整をしていました。しかし実際のところ、試打室の人工芝マットではソール形状などの判断が難しい場合がありました。練習ラウンドでのウエッジなどのテストでは、ラウンドが始まるとアイアンやウエッジのテストに長い時間を割きづらい。ところが、協力頂いている『ライズゴルフレンジ』はレンジボールではなく、練習ボールとして『プロV1』シリーズを導入していて、各打席に『トップトレーサー』も完備されています。さらに、歩いて2分のところに9Hのショートホールがありますから芝の上から打てる。これで今まで以上に製品開発がより実践的になると思います」

工房を切り盛りするのが、渥美伸太郎クラフトマン。来場者に気軽に声をかけて、モダートのクラブを試打してもらったり、シャフト交換、グリップ交換などを行っており、今後は積極的に試打会も開催していく予定だ。

芝とマット。レンジボールとコースボール。そして、すぐに調整できる工房。メーカーが持つ商品開発の環境は、それが充実すれば充実するほど、商品の機能や価値に反映される。モダートはメーカーとして10年を経て、新たなステップをゆっくりと上がっていく。そのひとつがモダート工房でありテストセンターなのだ。

「この工房、テストセンターは、プロや選手のためだけではありません。一般のアマチュアゴルファーに活用してもらってこそ、価値があると思っています」―。

■モダート工房・テストセンター
ライズゴルフレンジ内
群馬県高崎市中里見町1888-3


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