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AKA/AKA RD5900(ゴーキューマルマル)

グローブライド

2020/04/21

onoffaka2020

左:オノフドライバー『AKA RD5900』 右:オノフドライバー『AKA』

まっすぐ曲がらない爽快ドライバー 生まれ変わったオノフ『赤』シリーズ

生まれ変わったオノフ『赤』

「笑えるくらい、まっすぐ。」というキャッチフレーズに、オノフの特徴である「パワートレンチ」の赤い溝を口に見立てたスマイルマーク。見ているだけで思わず楽しくなりそうな広告ビジュアルが印象的だ。

ゴルフシーズンを彩る春、グローブライドが2年振りに満を持して投入する新オノフドライバー『AKA』(赤)シリーズのもの。

これまでのオノフの広告は「上質な大人のゴルフを提案する」というブランドコンセプトのもと、自然の中に溶け込むヘッドの写真が印象的で、高級感の漂う独自の世界観があった。そういった意味で、今回のビジュアルは遊び心がありこれまでとは一味違う期待感を抱かせる。

オノフ史上「初」が満載の 新オノフ『赤』シリーズ

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一味違うのは広告ビジュアルだけではない。今回初の試みで最も特徴的なのは、シリーズ史上初めて、2種類のドライバーヘッドをラインアップした点だ。

従来のヘッドをさらに進化させた『赤』(7万3000円) と、徹底的に高慣性モーメントにこだわった『赤 RD5900』(7万円)がそれ。

『赤』はオノフ史上初めて弾道調整機能「オノフ トラジェクトリー コントロール システム(OTCS)」を搭載。自分好みにロフト・ライ角・フェースアングルを計8ポジションに調整可能だ。さらに、ソール部分に配置された「ウエイトスクリュー」という重りを交換することで、バランスやヒールの重心を調整できるので、『赤』の最大の特長であるドロー弾道をそれぞれのゴルファー好みにカスタマイズでき、より飛距離アップが可能になった。

そして『赤 RD5900』は数字の「5900」が表わすように、ルール限界の慣性モーメントである5900g・㎠にこだわったモデルだ。

高慣性モーメントを実現するテクノロジーが、ソールに配置された「OTCS」で、「ウエイトスクリュー」を付け替えることで慣性モーメントを自在に調整。

『赤』とは異なり、バックフェース側の最先端にウエイトが配置されていることからも、後方からボールを押し込んでいく様子がイメージできる。標準搭載の4gのウエイトでも5600g・㎠の慣性モーメントが確保されており、12gに交換することで最大の5900g・㎠が実現できる。

「RD」はRADICAL(ラデ ィカル)の略で、「過激な(飛び)」 という意味が込められているだけに、高慣性モーメントでブレない強弾道が期待できそうだ。

そして、両モデルに共通しているのはオノフでお馴染みの 「パワートレンチ」というヘッドに配置された溝だ。今作の「パワートレンチ」もそれぞれのヘッドに合わせて最適化。たわみと復元で最大初速が得られると同時にオフセンターヒットによる飛距離ロスを極限まで抑えている。

ダイワのカーボンテクノロジーが誇るこだわりのシャフト

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上:『赤 RD5900』専用シャフト『HIGH REPULSION KICK RD5900』 下:『赤』専用シャフト『SMOO TH KICK MP-520D』

オノフのもう一つの特長はやはりシャフト性能だろう。フィッシングギア「ダイワ」のトップメーカーとして世界の釣り人から信頼されているカーボンテクノロジーを背景に、ヘッドに合わせ開発設計されているオリジナルカーボンシャフトは以前から定評がある。

『赤』の専用シャフト「SMOOTH KICK MP-520D」はスリム化により空気抵抗を削減し、ヘッドスピードアップに貢献。飛ばす機能だけでなく、先端部の走り感を活かしたまま、ねじれだけを抑える設計を施すことで、インパクト時の衝撃による当たり負けや、打点ブレによるフェース面のブレを抑え、方向安定性にもすぐれている。

またクラブの振りやすさにもこだわり、素直な撓りで気持ちよく振り抜けるシャフトに仕上がっている。まさに『赤』のつかまりの良さと、ハイドロ―を実 現するためのシャフトに仕上がっている。

対照的に『赤 RD5900』の専用シャフト「HIGH REPULSION KICK RD5900」は先端剛性を高めている点が特徴だ。これによってヘッドのブレを抑制し、すぐれた直進性と、強弾道を生み出すことが可能。『赤 RD5900』の高慣性モーメントというヘッド特性をさらに引き出すシャフトになっている。

『赤』と『赤 RD5900』で 「覚醒しました!」

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『赤』と『赤 RD5900』はプロからも好評だ。「新宿御苑前ゴルフスタジオ」を運営し、YouTubeでも人気の坂本龍楠プロに両モデルを試打してもらった。

「ここ最近、ドライバーの飛距離は平均270ヤードほどでしたが、両モデルを試打したところ290ヤード以上が連続で出ました。まさに覚醒させてもらったような気持ちです。

ドライバー飛距離の進化の歴史は、高慣性モーメントの進化の歴史と言ってもいいと思います。ですので、『赤 RD5900』が追求していることは理にかなっている。手先で余計なことをせず、ヘッドを信じて体を回していけば勝手に球が前に飛んでくれる。一方、自分で操作したいという人には弾道調整もできる『赤』が 最適です。2モデルによってある程度のニーズに対応できるで しょう」

と語り、評価も上々だ。

『赤』と『赤 RD5900』 販売現場の声

新しい『赤』シリーズは、販売現場にどのように映っているのだろうか?

「オノフは根強いファンが多いため、お客様の方から新しいモデルを試打しに来て下さいます。これまでの接客経験から言うと、『ゼクシオ』と同じカテゴリーとして打ち比べてもらうのがオノフ『赤』でしたので、比較的年配の方にお勧めするモデルでした。

ただ、今回2機種が用意されたことで、選択肢が広くなったと思います」(ゴルフ5 プレステージ広尾店 渡辺世菜店長代務)

「HSの速い方は、『マーベリック』や『SIM』を希望する傾向にありますが、必ず球をつかまえられるとは限りません。そのような方に『赤』と『ラボスペックシャフト』の組み合わせをお勧めして販売に繋がっています」(ゴルフ5 プレステージ新宿店・隠岐和也フィッター)

グローブライドは発表会において、『赤』は『ゼクシオ』対抗、『赤 RD5900』は『G410』対抗と、ターゲットを明確にした。対抗商品をぼかすメーカーが多い中、今回のモデルにかける同社の意気込みがはっきりと見て取れる。販売現場の声からも分かるように新たな層への訴求が期待できそうだ。


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