異常とも言える猛暑が常態化するなか、ゴルフは「自己管理」だけでは成立しにくい環境になりつつある。熱中症対策が叫ばれる一方で、ウェアやインナーの領域は、いまだ個人任せの側面が強い。そんな現状に対して発売されたのが、「冷やす」のではなく「熱の発生を抑える」というアプローチのインナーウエア『UV&Heatプロテクトアンダーシャツ モックネック』。その開発背景から技術、現場での体感、そしてゴルフ業界への提案までを、フェニックス牧野俊輔代表に話を聞いた。
「夏のゴルフは危険と隣り合わせ」という現実

フェニックス代表 牧野俊輔氏
近年の異常な暑さで、ゴルフ場では熱中症による体調不良や、命に関わる事例も報告されている。対策への意識は高まりつつあるが、実際にはプレーヤーの服装や暑さ対策が自己管理に委ねられている部分が多く、そこに強い危機感を持っている。
紫外線だけでは不十分、近赤外線まで遮断する設計思想

紫外線は主に肌表面にダメージを与えるが、近赤外線は体の内部にまで届き、深部体温の上昇を引き起こす要因になる。そのため、表面も防ぎ、内部に届く熱も防ぐ二重の設計が必要だと考えた。近赤外線を吸収する『SOLAMENT®』を練り込んだ糸と、紫外線を反射する酸化チタンを練り込んだ糸を組み合わせた、高機能繊維『トゥルーボーテ®』を採用している。
違いが出るのはラウンド後半、体温上昇を抑える効果

一番差が出るのはラウンド後半だ。体温が上がりにくく、疲労感が軽減され、集中力が最後まで持続しやすい。「汗の量が減った」「翌日の疲労感が違う」という反応も多い。
価格1万4800円の理由、日本製へのこだわり

この製品は、熱中症リスクに向き合う「命を守るためのインナー」だ。そのため、品質基準の高い国内工場での製造にこだわった。機能成分は繊維内部に練り込まれているため、洗濯による機能低下も起きにくい設計になっている。
「我慢のスポーツ」から「装備で守るスポーツ」へ
猛暑が続くなか、ゴルフは「我慢」で成立させるスポーツではなくなっている。装備としてのインナーを見直すことが、安全で持続可能な夏ゴルフにつながる。その選択肢の一つとして、提案していきたい。
