2026クラブ・ボール

マスターズ『ASTRO PREMIUM TH/001 PROTOTYPE』

マスターズ

2026/04/01

弾道を操り、安定感を極めた次世代アストロドライバー

アストロブランドが次のステージへと踏み出す象徴が、この『ASTRO PREMIUM TH/001 PROTOTYPE』だ。

最大の特徴は、シリーズ初のカーボンクラウン採用だ。軽量な複合カーボンをクラウンに用いることで余剰重量を生み出し、深く低い重心設計を実現。インパクト時の安定性が高まり、左右のブレを抑えた高慣性モーメントヘッドへと進化している。

フェースに「Super-TIX®51AF」を採用。高い反発性能と粘りを両立した素材特性を活かし、インパクトのエネルギーを効率よくボール初速へと変換する。さらにフェース全面には縦方向に弧状のレーザーミーリングが施されており、打点位置による摩擦差を抑制。これがサイドスピンの低減につながり、結果として直進性と方向安定性を高めている点も見逃せない。飛距離の追及だけではなく、実戦でスコアにつながる弾道を狙った作り込みが随所に見て取れる。

ボディには「8-1-1Ti」の精密鋳造を採用し、450cm3という安心感のある体積を確保。構えた際にはフェース向きがスクエアに感じやすく、プレーヤーに余計なプレッシャーを与えない。ロフトは10.5度を基準としつつ、可変スリーブによって9.5度から11.5度まで調整が可能。弾道の高さやつかまり具合を自分好みに追い込める点は、現代ドライバーに求められる重要な要素だ。

また、『TH/001 PROTOTYPE』の大きな特徴が、ウエイト調整機構の自由度の高さである。スクリューウエイトに加え、サイドウエイトを3ポジションから選択可能とし、可変スリーブとの組み合わせによって細かな弾道調整を可能にした。ウエイトの組み合わせ次第ではヘッド重量を約216gまで増やすこともでき、短尺ドライバー仕様にも対応する。この柔軟性は、単にパワーを求めるゴルファーだけでなく、安定性を重視するプレーヤーやシニア層にとっても大きな武器となるだろう。

標準装着されるオリジナルIPカーボンシャフトは中調子設計で、しなり戻りが穏やか。インパクトでの当たり負けを防ぎつつ、タイミングの取りやすさを重視した味付けだ。ヘッド性能とシャフト特性が高い次元でバランスされており、強振しても暴れにくい一方で、振り切った分だけ初速と飛距離で応えてくれる。まさに「プレミアム」の名にふさわしい完成度と言える。


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