2023シャフト・グリップ

「VENTUS TR RED」「VENTUS TR BLACK」

藤倉コンポジット

2023/04/16

VENTUS TRシリーズがフルラインアップ

藤倉コンポジットから、『ベンタスTRレッド』及び『同ブラック』が各5万5000円で投入された。『ベンタスTRブルー』に続く新製品群で、これにより『TR』シリーズはフルラインナップ体制となる。同社によると、

「独自の3次元モーションキャプチャーシステム「エンソ(enso)」の分析結果と、多くのツアー選手の要望から誕生したのが『VENTUS TR』シリーズです。高いコントロール性能を保ちつつ、さらに弾道を上げたい人に『TRレッド』、低弾道で高い剛性による安定性を徹底追及したのが『TRブラック』となります」

と説明。

また、『TR』シリーズは最外層に独自の開繊クロス材を採用、中間部の捩れと曲げの剛性を高めてVeloCoreテクノロジーによる方向性を強化。その影響もあって、

「ベンタスよりベンタスTRはワンフレックス弱、全体の硬さが上がっています」

という。

購入の際には試打を推奨するが、今回『ベンタスレッド』5SをHS40㎧の筆者が試打してみた。ヘッドは『ステルス2』(10・5度)を装着。実際に構えてみると、ヘッドとシャフトのカラーマッチングが印象的。打ってみると、ヘッドとシャフトのやさしさを体感し、ひとくちでいうとクセがなく、走り過ぎない特性があると感じた。

手元側に、ややしなりを感じるため、切り返しで力みづらく、ダウンスイング時では、3段ロケットのような徐々に加速する感触。先端剛性が高いので、走り過ぎずタイミングが取りやすかった。

ポテンシャルを引き出す『TRブラック』

次に試打したのが『TRブラック』5S。明らかに『TRレッド』よりも『TRブラック』の方が手元剛性が上がっており、全体的に引き締まった印象。叩ける仕様になっており、振れば振っただけ飛距離が伸びる特性。自分のポテンシャルを引き出してくれるのが『TRブラック』といえそうだ。

2022年は『ベンタス』シリーズがPGAツアーで17勝、JGTOツアーで6勝、JLPGAツアーで8勝の実績を誇る。この背景から生まれたのが新しい『ベンタスTR』シリーズである。

 


藤倉コンポジット

ページのトップへ