スポーツティエムシーは3月、米ツアーロックゴルフ社のカウンターバランスシステム『ツアーロックゴルフ』を発売した。スイングクラブやパターを問わずグリップエンドやグリップ内部にウエイトを装着してクラブバランスをはじめ、弾道までも劇的に変化させるシステムだという。
バリエーション豊かな『ツアーロックゴルフ』
ラインアップは大きく3種類で、グリップエンドに穴を開けてグリップエンドに装着する『ツアーロックプロ』、グリップエンドではなくシャフトのバットエンドに装着してグリップでフタをする『ツアーロックカウンタープラグ』、グリップエンドに穴を開けシャフト内部の好みの場所でウエイトを装着する『オプティバイブ』だ。
それぞれ『ツアーロックプロ』は8g~100gまで11種類(2200〜4700円)、『ツアーロックカウンタープラグ』は8g〜80g(2200~4050円)まで8タイプ、『オプティバイブ』は12g〜100g(2850円~4950円)の6タイプをラインアップする。店頭での販売には、同社の認定フィッター資格が必要となるが、1時間程度の講習で資格は取得可能だ。
工房が儲かる商材『ツアーロックゴルフ』
また、基本的には販売店で1本あたりのフィッティング料3000円をエンドユーザーからもらうよう推奨しており、グリップ交換などを含めれば利益額が数千円になることも可能だという。同社によると、
「現在、工房流通は利益確保が難しいと言われています。その点『ツアーロック』はゴルファーにフィッティング料をいただくことを推奨していますので、工房店主も積極的に販売を検討していただけます」
スイング向上、弾道に変化が表れる!?
ところで、『ツアーロックゴルフ』を装着した際の効果だが、スポーツティエムシーの木島孝男部長は、
「フィッティングで、その人にとって最適な種類のツアーロックウェイトを見つけ出し、それを装着することによってクラブ(パター)をスムーズに振りやすくし、スイング(ストローク)を向上させます。また、お悩みの球筋を理想の球筋に変化させることもできます。ウエイトの装着や交換がお手軽で確実なところもおすすめです」
販売店には約20万円からウエイトが詰め合わせされたスターターキットの用意(有償)もあり、すでにスターターキットでテスト販売している工房では、スターターキットのウエイトを売り切ったケースもあるという。工房流通の期待のパーツといえるだろう。