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SIM/SIM MAX

テーラーメイド ゴルフ

2020/04/21

SIM/SIM MAXドライバー

テーラーメイド『SIM』『SIM MAX』4週連続で販売首位奪取 M5、M6からの進化は空力効率

テーラーメイドが2月に投入した『SIM/SIM MAX』ドライバーの勢いが止まらない。全国有力ゴルフ用品取扱店(約1100店舗)の実店舗実績(GfK調べ)によると、発売から4週連続で首位を奪取。その人気ぶりが伺えるが、発売に先立って行われた新製品発表会には、米本社グローバル開発責任者のブライアン・バゼル氏が来日し、

「昨年、この場で我々は前作を超える製品しか発表しないと明言しました。2018年にツイストフェース、2019年はスピードインジェクションを搭載。2020モデルはこれらに加え、『ヘッド形状』に着目しました。普通に振ってヘッドスピードが0.5~1m/sアップします」

と自信に溢れていた。

昨年投入した『M5』、『M6』ドライバーは、世界のツアーで21勝を獲得。販売本数もアジア市場で10%強の販売増を記録するなど、まさに快進撃の一年だった。新製品の『SIM』シリーズは、これらの後継モデルという位置づけになるが、

「『Mシリーズ』は卒業です」

と前置きして、ブライアン・バゼル氏が続ける。

「『M3/M4』では、方向性に大きな影響を与えるオフセンターヒット時の曲がり幅を抑えるため、フェースをねじる「ツイストフェース」テクノロジーを採用しました。そして、『M5/M6』では、「ツイストフェース」に加え、ヘッドの反発力をSLEルール規定値ギリギリにしボール初速を上げるため、「スピードインジェクション」を搭載した経緯があります。

『SIM』シリーズでは、この2つのテクノロジーを継承しつつ、新たに『ジオメトリー シェイプ』を開発。カーボンテクノロジーを駆使したスピードバイクからヒントを得ています」

その開発プロセスは、どのようなものだったのか?

『M5』『M6』からの進化は空力効率

 

「当社契約のダスティン・ジョンソンを例に説明しましょう。彼のスイングスピードはインパクト直前まで40㎧→インパクト時には一瞬で55㎧まで跳ね上がるのです。我々はこの点に着目。

『SIM』ドライバーでは、ハーフウェイダウンからインパクトまでの空力特性・ヘッドスピードをアップさせる『イナーシャ ジェネレーター』設計を施しました。これにより、HSが0・5~1㎧アップします」

ただ、ヘッド形状は空気抵抗を重視した流線型を重視すると、クラウン及びソール部を上げなければならない。つまり、重心位置が高くなり、慣性モーメントなどが犠牲になるトレードオフの関係が発生する。そこで、「イナーシャ ジェネレーター」を後方の低い位置に配し、さらに最後方へウエイトを配置(SIM=10g、SIM MAX=18g)。その結果、低重心かつ高慣性モーメントを実現。前作よりも高打出し・低スピンで曲がりにくい仕組みとなっている。

開発には紆余曲折を経ており、

「一層の低・深重心化を実現したわけですが、風洞実験を重ねた結果、この『イナーシャ ジェネレーター』が空気抵抗を発生していることが判明したのです。そこで、直線位置からスイング軌道に合わせて斜めに搭載したところ、ハーフウェイダウン時に空気がスムーズに流れることが分かった。シャフト長は前作同様(45・75インチ)で、何度もいいますが、ヘッドスピードが0・5~1㎧アップします」

と強調する。

 

どのようなゴルファーに合うのか?

 

ドライバーは両モデルともヘッド体積は460㎝3を採用。投影面積は『SIM』がやや小さく、重心距離を変えられるスライディングウエイトを完備し、ヘッド後方のウエイトは10gとなる。一方の『SIM MAX』は18gで、より慣性モーメントを高めたモデルとなっている。

では、どのようなゴルファーにミートするのか? 二木ゴルフ大宮店内田一樹店長に話を聞いてみると、

「両モデルとも低スピンに特化したモデルですが、ハードヒッターや弾道を調整したいゴルファーは『SIM』、スピン量が足りなくて球がドロップしてしまう方やシンプルに真っすぐ飛ばしたいしたい方には『SIM MAX』を推奨しています」

と語るが、同店の顧客は競技ゴルファーが多いことから『SIM』の販売比率が高いという。また、『SIM/SIM MAX』については、6割以上がカスタムシャフトを選択するとも付け加えた。

カスタムシャフトは全3種類を用意

 

標準装着シャフトは、56g(トルク4・0)の「TENSEI SILVER TM50」(『SIM』へ装着、硬度Sで総重量307g)、51gの「TENSEI BLUE TM50」(『SIM MAX』、総重量298g)を三菱ケミカルと共同開発。オリジナルデザインに仕上げるなど、細部にわたってこだわりを見せる。『SIM』、『SIM MAX』のカスタムシャフトは下記のとおり。

・グラファイトデザイン「Tour AD XC-6」
・藤倉コンポジット「スピーダー661 EVO Ⅵ」
・三菱ケミカル「Diamana ZF 60 」

なお、ドライバーの価格は『SIM』が7万8000円(カスタムシャフト9万5000円)、『SIM MAX』が7万3000円(カスタムシャフト9万円)で、『SIM』が『M5』同様、『SIM MAX』が『M6』比1000円アップとなっている。

■価格
『SIM』ドライバー=7万8000円~、『SIM MAX』ドライバー=7万3000円~、『SIM』FW=5万円~、『SIM MAX』FW=4万円~、『SIM MAX』ハイブリッド=3万1000円~、『SIM MAX』アイアン(6I~PW)=スチール9万円、カーボン10万5000円、『SIM MAX OS』アイアン(6I~PW)=同


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