キャロウェイゴルフはこのほど、都内の本社内にあるフィッティング施設の臨時休業を決めた。コロナウイルスへの感染を防ぐためで、期間は2月27~3月14日まで。キャロウェイアパレル丸の内店内のパターフィッティングも同期間休業するが、店の営業は通常通り。広報担当の菅野泰臣ディレクターによれば、
「フィッティングは弊社の担当が顧客に連絡をして、今後別枠で対応します」
また、2月7日に新ブランド『マーベリック』を発売、各地で試打会を行っていたが、2月29日と3月1日の開催予定を中止する。中止会場は2月29日が東急あざみ野ゴルフガーデン(神奈川県)、アコーディアガーデン名古屋(愛知県)、井高野ゴルフセンター(大阪府)。
3月1日はアコーディアガーデン柏(千葉県)、名神ゴルフセンター(京都府)で計5箇所となる。
同社は2月26日、都内本社に41名の報道陣を集めてニューボール『クロムソフト』の記者発表を行ったが、事前に50人分のマスクを用意するなど「厳戒態勢」で開催に踏み切っている。
「直前まで議論を重ねましたが、行事が軒並みなくなっては元気を失う。そこで、入り口でアルコール消毒を呼び掛けるなど万全の態勢で臨みました」(菅野ディレクター)
今後、国内で感染者が拡大するとの予測を受け、事業計画の修正が行われる。
マジェスティは予定通り
3月19日に『マジェスティ コンクエスト ブラック』を発売するマジェスティゴルフは現在、3月の試打会を予定通り行う構え。広報担当の岩井徹氏によれば、
「試打会はゴルフショップの店内と練習場で週数回から十数回。現状、予定通り行うつもりですが、担当者のマスク着用やアルコール消毒、うがいを徹底させるなど、感染予防に全力で臨みます」
気になるのは新製品の準備状況だ。同社は深圳の協力工場でヘッド部品を製造するが、
「『マジェスティ』は仕掛前の段階で中国から輸入して、研磨、メッキ、塗装、組み立てはすべて国内で行っています。そのため現状、コロナウイルスの影響はまったくありません。ただし、先行きは明るくないので、現地工場と密に連絡を取り合い、支障が出ないように努めます」