ダイヤゴルフがゴルファーに眉唾物の練習器具を連発している｡今回発売したのはプロゴルファーの片山晋呉監修､同社アドバイザリースタッフでツアープロコーチの植村啓太考案の『ダイヤPRO AIの手(あいのて)』(8800円)と『ダイヤPRO スイングベルト』(1万3200円)の2アイテムだ｡両名との綿密な打ち合わせの元に開発されており､道具や練習器具に拘る片山晋呉のエッセンスがふんだんに注入されているとあって期待できる｡
まず『ダイヤPRO AIの手』は､大きな手の平型の練習器具をグリップに取り付けることで､スイング中の手の平の向きを視覚的に確認できるようにしたアイデア商品だ｡フェース面と手の平の向きは一体化しているため､アドレスからインパクトまでの手の平がボールを見続けることができれば､自然とフェースが正しい向きでインパクトを迎えることができる｡また手の平の表裏が色分けされているため､特にアイアンショットは理想的なハンドファーストのインパクトがイメージしやすい構造になっている｡
一方､『ダイヤPRO スイングベルト』は飛距離アップに重要な｢下半身リード｣を身に着けられる練習器具だ｡ベルトの中央に三角の突起を搭載しており､スイング中の腰の向きを視覚的に確認できる｡腰を止めたまま手でバックスイングやダウンスイングをすると､腕が突起の先端に当たってしまうので､自然と上半身と下半身が同調したバックスイングと下半身を先行したダウンスイングができるというわけだ｡
もちろん『ダイヤPRO AIの手』と『ダイヤPRO スイングベルト』を組み合わせて使うことも可能｡正しいインパクトと飛距離アップが一石二鳥で手に入るので効率的な練習ができそうだ｡
2アイテムを使ったゴルフコーチの｢もちけん｣こと剣持江里加さんもこう語る｡
｢下半身リードや正しいインパクトは言葉で生徒さんに伝えるのが難しいので､それを視覚的に理解できる練習器具はありがたい｡早速レッスンで導入したいと思います｣
なお2アイテムの使用方法や｢もちけん｣の解説動画は下記を参照のこと｡
