PRIVATESTORE (プライベートストア)は、環境に配慮した生産で、かつストリートファッシ
ヨンの要素を入れた新感覚ゴルフウェア『FORE street golf wear(フォアストリートゴルフウェア)』を1月に発売した。コンセプトは「非常識で誠実なものを作る」とユニークだ。
ゴルフのマナーを遵守した装いながら、プレー後はそのままタウンにも溶け込める。オーバーなシルエットが特徴的で、国内生産にこだわりつつ、受注生産にすることで廃棄在庫ゼロを目指している。
デザインは、国内有名ブランド出身の千田氏が手掛け、マーケティングは安本代表のツートップで、上記のビジネスを展開していく。
特筆されるのは、昨年12月から1か月間、クラウドファンディングで合計30名から約30万円の資金を調達したこと。
安本代表は、
「多くの好意的な声を頂いています。ゴルフウェアでこんなデザインもありなんだ、という気づきを得られたという声に代表されます。問い合わせも多いですね。現在はオンラインストアのみの展開ですが、嬉しいことに韓国での展開も決まるなど、販路は着実に広がっています」
実は、韓国はゴルフ熱が高い。多くの国内クラブメーカーも韓国市場で成果をあげており、同国で商機を探るケースは多い。同社は早くも橋頭保を築いた格好だ。
「今後はSNSを活用して積極的に発信します。我々のブランド『FORE』を世の中に広めたいですね」
安本代表は口元を引き締めた。
デビューコレクションではポロシャツ、モックネックT、スウェットパンツ、ハット、キャップと総合的に上市する。素材には環境負荷を軽減したコットンを使用し、ストリートウェアでも映える素材感を打ち出した。他にはネーム、品質表示にもリサイクルポリエステル100%素材を使用する。
ポロシャツはゴルフスイングをスムーズに行えるよう、可動域の拡大を図り、身幅が大きく、袖山が低く、さらに袖口は狭いデザインだ。パンツインの際に生地の撓みがないよう配慮して、スタイリッシュなシルエットを実現している。モックネックにも同様のパターンが施され、ハーフジップスウェットはラグランスリーブを採用。
細部までゴルファーのニーズに応えている。