WEAR&SHOES

Azas ORDER MADE SHOES

Azas GOLF

2020/04/21

購入者の6割が男性で、特に外反母趾に悩む女性は複数購入するなどリピート率が高いという。

オーダーメイドで成長戦略を打ち出すAzas GOLF

少子高齢化が進む近年、ゴルフ用品の市場規模は縮小傾向にある。ところが、その中で伸びているジャンルもある。オーダーメイド市場だ。最近ではオーダーで注文できるシューズも少なくなく、ゴルフシューズをいわゆる”吊るし”ではなく、自分流にカスタムしてあつらえるのが身近になりつつある。

こうした中、注目すべきオーダーメイドシューズのブランドがある。09年にサービスを始めた「アザス オーダーシューズ」だ。ドライバットをはじめANEWキャディバッグ、ラズルダズル等のブランドを擁するアザスゴルフが手掛けるブランドで、オーダーメイドゴルフシューズを1足4万円弱~という手頃な価格で、注文から40日程度でつくることができる。

現在では、年間3000足強を受注するまでに成長し、百貨店やゴルフ専門店をはじめ本間ゴルフとのコラボレーションもスタート。約80店舗展開で日夜スタッフがフィッティングへ東奔西走している。同社村田雅久社長に話を聞いてみよう。

「購入者の6割が男性ですが、特に外反母趾に悩む女性は複数購入するなどリピート率が高いのが特徴ですね。シーズンごとに限定革を30色用意して、飽きさせない工夫も凝らしています。ただ、このビジネスは工場のキャパが生命線。月産300足が限界で、これを超えると縫製が雑になり歩留まりが極端に悪くなります。なので、コツコツと着実に進めます」

また、カラーや素材は、多彩なサンプルの中から選ぶことができため、頭を悩ませるユーザーも少なくないとか。そこで、同社ではインスタグラムへ1000点以上のサンプル画像を掲載し、スマホでカラバリをイメージしてもらっているという。

デザインの基本はサドル型やウイングチップ型、スニーカータイプ、チャッカブーツなど、7種類から選択ができる。ダイヤル式もプラス3000円でオーダー可能で、スパイクレスも選べるようになった。なかでも昨年ラインアップに加わったスニーカータイプのスパイクレス(2万9800円)のオーダーが好調だという。

また、同社のシューズは機能が満載だ。①防水素材を使用したブーツ工法仕上げのインナーにより水の浸入を防ぐ、②顧客の足型に合わせたオーダー熟成型インソールで確実にホールドし、グリップ力を高める、③熱成型インソールは、消臭抗菌効果に優れるなどの機能がある。

一連の受注システムで陰になりがちだが、「アザス オーダーメイド シューズ」の大きなアドバンテージは、やはりその履き着心地にあるようだ。1日のラウンドで10万歩以上歩くことを踏まえると、ここが最大のポイントに違いない。それを担うのが、先述の熱成型インソール『adjust Fit』(価格:8000円)。単体での販売も行っており、

「当社が販売するインソールは専用の器具を使用し、自分の足型合わせて成型します。個々の足型と同じ足型と同じ形にすることで、確実に足をホールドし、グリップ力を高め、足裏の疲れを軽減します」

カラーリングだけでなく、既製品では味わえない絶妙なフィット感が得られるのが同社の強みといえそうだ。

特注スペックにも対応「ラズルダズル」

 

アザスゴルフが注力する「オーダーメイド」という概念でいうと、ヘッドパーツブランド・ラズルダズルが展開するウエッジ『CS』シリーズ、アイアン『CSI』シリーズもスペックや仕上げを選べるカスタムにきめ細かく対応している。

いったいどのようなゴルファーからオファーが舞い込むのか。同社の阿部歩氏は次のように話す。

「『ラズルダズル』の主力商品はウエッジとアイアンです。当社は大手メーカーのように幅広く扱わず、自社の得意分野に注力しています。製作においては徹底して丁寧な仕事を心掛けており、こだわりゴルファーに好評です」

すべて完全日本製で、国内の鍛造・研磨職人がひとつひとつ手づくりで製作する。たとえばソールの削りでは、バウンスの各箇所を熟練職人がつくる。

「当社の強みは、メイドインジャパンのクラフトマンシップです」(阿部氏)

を実践する作業だ。

そのソールは、ラズルダズルのお家芸といえ、地面と設置面積を極限まで減らした「クローイングソール」を採用。ハイバウンスでありながら、地面との接地面を減らし、フェースを開くほど、さらなる抜けの良さを体感できる。

商品にはプロパー品と特注品があり、先述のとおり特注品はゴルファー個々の要望にきめ細かく対応する。

「たとえば『ソールが芝に刺さって、抜けが悪い』という声がゴルファーから寄せられれば、まずは特長の違う3種類あるモデルから基本形状を選んで頂き、その人の打ち方にあったロフト・ライ角はもちろん、バウンスやFPなどを改良します」(阿部氏)

これらは“機能性”の話だが、ゴルファーにとって、用具は自己アピールも兼ねる存在でもある。そこでオウンネーム刻印をしたり、ノンメッキ仕様やブラックボロン・DLC仕上げを施すなど“所有感”への訴求も行っている。

ブレードアイアン『CSI-B FORGED』を投入

 

そして、このほど投入されるラズルダズル4作目のアイアンがブレードタイプの『CSI-B FORGED』。

軟鉄鍛造の一体製法を採用した完全国産品で、ヘッドの大きさはシリーズ最小で操作性をアップ。プロや中・上級の声に応えた形といえ、ほど良いバウンス角はウエッジ同様、「クローイングソール」との相乗効果でミスに強く、ヌケの良さを兼ね備えたアイアン。すでにツアープロが実戦投入済みで実力は折り紙つきだ。

好評発売中の半中空マッスル『CSI-M FORGED』、キャビティ『CSI-C FORGED』、アンダーカットキャビティ『CSI-S FORGED」に『CSI-B FORGED』が新たに加わったことで計4タイプが揃い、すべてのゴルファーのニーズに応えられるようになった。

同社は今後、フィッティングへ注力する方針を明らかにしており、先出の阿部氏が次のように話す。

「実際の芝の上から打ってもらい、バウンスの重要性を伝えていきたいですね。特注品も含め、オンリーワンのモノを提供することでラズルダズルの認知を高めたい」

徹底的に“現場主義”を貫くラズルダズルのものづくりを垣間見た。


Azas GOLF

ページのトップへ