2024クラブ・ボール

X FORGEDアイアン/X FORGED STARアイアン

キャロウェイゴルフ

2024/04/02

キャロウェイの新『X FORGED』『X FORGED STAR』アイアンは抜けの良さを追求!ソール性能を山田直知がコースで徹底検証

キャロウェイゴルフは3月、2種類のアイアン『X FORGED』と『X FORGED STAR』を発表した。『X FORGED』シリーズは日本規格でスタートしたこだわりの軟鉄鍛造アイアンで、ツアープロの要望も反映されている。

今作の最大のポイントはソール形状にあるというが実際のプレーにどう影響するか気になるところ。そこでクラブと弾道の関係を長年研究しその分野に精通する5UNDERS GOLFの山田直知プロがゴルフ場で2モデルをテスト。様々なライから試打しソール性能を徹底検証する。

試打は2機種とも7番アイアン、シャフトは『モーダス3 ツアー 105』のフレックスSを使用した。

■『X FORGED』アイアン

【動画】『X FORGED』アイアンをコースで試打

柔らかい打感と癖のない形状の軟鉄鍛造アイアン

**山田** 全体的には過度な特徴を出さず非常にシンプルな形状です。ヘッドサイズも丁度良い大きさで、構えた感じも癖のない綺麗な顔立ちで個人的には好みです。

まずは通常のライから打ってみましたが、打感が非常に柔らかく気持ち良い。弾道はドローになるので意外とつかまりやすい印象です。2球目は若干フェースの下目に外しましたがやはり打感が柔らかい。十分高さも出てくれるのでやさしさも兼ね備えているアイアンだと思います。

下目のヒットでも球が上がってくれることを考えると、自分で低く打ち出すなど操作することもできそう。スイング中もヘッドを微調整しやすいので弾道をコントロールしていけそうです。

それとやはり特徴的なのはソールです。リーディングエッジとトレーリングエッジに独特なカットを施してあり、抜けの良さを狙っていることが見て取れます。

薄芝からトレーリングエッジを検証

**山田** ソールの性能を検証するためにまずは芝の薄いライから打ってみました。薄い芝の場合、プロや上級者のようにダウンブローで打てる方は問題ないのですが、多くのアマチュアゴルファーはレベルブローで打ってしまうため、通常のアイアンだとトレーリングエッジが邪魔になってトップが出る可能性が高いです。

そこで薄い芝から検証のため、あえてレベルブローでトレーリングエッジが邪魔になる打ち方をしましたが、結果はヘッドがしっかり抜けてくれました。

フェースのスコアラインの下から3本目に打痕がついていることからもトレーリングエッジの形状が機能しソールを滑らしてフェース面にコンタクトできたということが分かります。実際に球もしっかり上がってくれました。すくい打ち傾向のアマチュアが薄い芝で打つ場合にも寄与しそうです。

左足上がりからリーディングエッジを検証

**山田** 次にリーディングエッジの性能を検証するために、左足上がりのライであえて傾斜に逆らって垂直に立って打ってみました。

この場合、通常であればかなりターフが取れる、つまりリーディングエッジが邪魔になる条件なのですが、打ってみたところ全く芝が削れませんでした。これはリーディングエッジがしっかり抜けているということになります。左足上がりを傾斜に逆らって打てるということは距離を出していけることにもなるのでかなりメリットがあります。

続いて2球目はよりダウンブローを強くしてみましたが、突っかかっている感覚が全くなく平らなライから打っているようです。

正直『X FORGED』を練習場で打った際は分からなかったのですが、コースに来ると抜けの良さがてきめんに表れます。色々なライから打って初めてソールの性能を発揮できるアイアンです。是非実際のコースでやさしさを体感してほしい。

ソールの形状のおかげでダウンブローとレベルブローのどちらでも打てるので、その意味でも対象ゴルファーは幅広いと思います。つかまりやすいクラブなので、つかまりの良いドライバーと一緒に使うことをお勧めします。

もしつかまり過ぎが気になったとしても軟鉄鍛造なので工房でライ角を調整するなどがしやすいので、自分のドライバーと弾道を揃えていくことができるでしょう。

■『X FORGED STAR』アイアン

【動画】『X FORGED STAR』アイアンをコースで試打

柔らかい打感に飛距離もプラス

山田 まず全体的な大きさは『X FORGED』とそこまで変わりませんが、構えると『X FORGED』よりは丸みを感じます。この辺りはエッジに丸みを持たせることでヘッドの大きさを感じさせないようにしているのだと思います。トップブレードが『X FORGED』に比べて少し肉厚になった分、ヘッドの力強さを感じます。ロフトも立っているので飛距離を出していくアイアンだということが分かります。

左:『X-FORGED-STAR』 右:『X-FORGED』

打ってみましたが打感や打音は『X FORGED』同様に柔らかくて心地良い。ただ打ち出しは低めかつ強い球になるので飛んでいます。『X FORGED』に比べてヘッド重量があるのでスイング中にヘッドの場所を感じやすい。その意味でも自分で操作するというよりもオートマチックに安定したストレートボールを打っていくアイアンだと思います。

前方の木が邪魔になる状況でソールの抜けを検証

左:『X-FORGED-STAR』 右:『X-FORGED』

山田 『X FORGED STAR』も『X FORGED』同様にリーディングエッジとトレーリングエッジをカットして抜けの良さを狙っています。そこで今回は前方の木の枝が邪魔で、低く球を出していかないといけない状況から打ってみました。ロケーションによってスライス系とフック系の球を打ち分けないといけませんので両方を試すことでソール性能を検証してみます。

まずスライス系の低い球を打つために芝を削りながらカットに打ちました。この場合通常はトレーリングエッジがかなり邪魔になるのですが、その邪魔さを全く感じず打ちやすかったです。

一方、今度はフック系の低いボールを打つためにロフトを立てながら打っていきました。この場合はリーディングエッジの突っかかりが気になるところですが、やはりしっかりとヘッドが抜けて狙い通りの球になりました。

泥のつき方からもリーディングエッジから当たっていることが分かりますが、それほどターフも飛んでいない。ヘッドが刺さってブレーキがかかってしまうと球が飛ばなくなってしまうのですが、今作はリーディングエッジの形状でソールが滑って飛距離が出ている。ピンチの時でもピンまで届かせられるチャンスがあるというのは実践において非常に助かります。

『X FORGED STAR』はドローやフェードを打ち分けるというよりもストレートボールで安定して打っていくアイアンだと思いますので、直線的な弾道が出るドライバーとの相性が良さそうです。シャフトも今回使った『モーダス3 ツアー 105』のような軽量シャフトを組み合わせることで、速さでヘッドスピードを上げて飛ばしていくという使い方も見えてくるのではないでしょうか。


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