グリップ2021

ラムキン『シンクフィットDEEP V』『DEEP エッジ パドルフルコード』

朝日ゴルフ

2021/03/31

ラムキン『シンクフィットDEEP Ⅴ』

タイガーがパターグリップを『ラムキン』に変えた理由

1925年の設立以来、時代を代表するトップツアープレーヤーに選ばれてきたラムキンゴルフグリップ。90年以上に渡って革新的なグリップを生み出し続けているラムキンには、独自の技術を用いた様々な特長がある。特にパターグリップが好調なラムキンは2021年、パターのグリップフィッティングを本格的に開始する。

ツアーからのフィードバックも続々と入ってきており、タイガー・ウッズが、ラムキン『DEEP エッジ パドルフルコード』へチェンジ。長年にわたりPINGの細グリップを愛用してきたが、腰の調子が悪く長めのレングス設定に変更したことによるもの。従来のグリップだとバランスが出てしまうため、カウンターを取るために、やや重めの80g台『DEEPエッジフルコード』を選択した経緯がある。

続いて『シンクフィット DEEP V』の説明に移る。「シンク」はボールがカップに沈む、スポットはまるという意味合いがあり、手に馴染むフィット感と距離感のあるパッティングが可能だ。バックラインのような深いV字の入った形状。ラバー特性を持った超軽量グリップという位置づけで、一つの層を筒状にしているのが特長的。

同社山口亮次長によると、

「ラバー素材を用いながら2層構造で軽量化した画期的なグリップです。通常、太めのグリップは100g前後ですが、66gを実現。ラバーのフィーリングとフィット感は、エラストマー素材よりも優れると思います。手首を動かさないで太グリップを作りたい。かつ、重さも大きく変えたくないということで、このグリップを開発してきた経緯があります」

フィーリングはいいんだけど重い、軽量タイプだとフィット感が弱いといった問題点を解決。深いバックラインにより常に同じグリップを再現できるのが『シンクフィットDEEP V』と覚えておくといいだろう。太グリップに変えてからフィーリングに違和感を覚えるゴルファーにおススメだ。

パター以外のグリップも意気軒高。『クロスライン』などオーソドックスなものからハイパフォーマンスタイプまで幅広い種類を擁するラムキングリップ。『SONAR ラップキャリブレート』のように握りやすいタイプは、年配の方や初心者が握りやすく、ジャスティンローズと協同開発したアスリート向け『SONAR Tour(ソナーツアー)』など、様々なゴルファーを見据えて日々製品開発に取り組んでいる。


朝日ゴルフ

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